問10では9種類の媒体のそれぞれについて「貴社では、宣伝活動のためにつぎのどの媒体を使用していますか。また、使用している媒体の中で もっとも効果があったものを左側の欄から1つだけ選び、使用していない媒体のそれぞれについてこれから使ってみたいと考えているものを右側の欄からすべて選んでください」と質問した。
【単純集計】の結果は、インターネットが66.0%と一番多く、新聞が57.0%、雑誌が51.0% 看板が49.0%、折り込みチラシが31.0%、TVCM,ラジオCMが同率で26.0%・その他が10.0%、街頭宣伝が6.0%であった。
規模別に見ると(表3-1-1)、一番使用率が高かったインターネットは企業規模に関わらず使用しているところが多かった。TVCM、ラジオCM、雑誌、折り込みチラシ、看板は規模が大きい企業であれば使用率が高い傾向が見られた。
業種別に見ると(表3-1-2)、サービスは新聞(51.3%)を使用している割合が低く、製造業では折り込みチラシ(17.5%)を使用している割合が低かった。
「使用している」と回答した企業に対してもっとも効果があった媒体について質問した【単純集計】は、インターネットが26.0%と一番多く、折り込みチラシが17.0%、新聞が13.0%、TVCMおよびその他が12.0%、雑誌が6.0%、看板が2.0%、ラジオCMが1.0%、街頭宣伝は1.0%であった。
規模別にもっとも効果があったという回答についてみると(表3-1-3)、使用頻度が最も高いインターネットは、 100〜499人(32.6%)と100人未満(30.4%)では多く、1000人以上では23.8%と少なめだった。
業種別にもっとも効果があったという回答についてみると(表3-1-4)、卸、小売、飲食業では雑誌(10.5%)と、折り込みチラシ(31.6%) が多かった。TVCMは500人以上では19.0%と大企業向けの宣伝媒体であった。一方、看板は100人未満で4.3%と小規模企業向きの宣伝媒体であった。
それぞれの媒体について「使用していない」と回答した方に「これから使ってみたい媒体をすべて選んでください」と質問した【単純集計】は、インターネットを使用してみたいと回答した企業が34社中の17.6%あった。これ以外の媒体についてはTVCMの12.2%を除けば1割未満の使用希望であり、現在使用していなくとも今後も使用する希望が少なかった。
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