問11では、広告・宣伝活動を行う際、どの世代の人に重点を置いているのか、6つの世代のそれぞれについて、「非常に重視している」に1点、「重視している」に2点、「どちらともいえない」に3点、「あまり重視していない」に4点、「重視していない」に5点を与える5点尺度によって質問した。
平均値を算出した結果(表3-2-1)、平均値が低い順に並べると、30歳~39歳(2.40)、40歳~49歳(2.43)、50歳~59歳(2.56)、20歳~29歳(2.73)、60歳以上(2.80)、19歳以下(3.45)の順に重視されていた。つまり、30歳~49歳の中堅層を重視している企業が多く、60歳以上という高齢層や19歳以下という若年層は重視されていないという結果が得られた。 (※度数分布はこちらを参照)
業種別に見ると(表3-2-2)、19歳以下、30歳~39歳、40歳~49歳、50歳~59歳、60歳以上の各世代については、業種間で平均値に大きな差は認められなかった。
20歳~29歳については、サービス(2.30)、卸・小売・飲食(2.59)、製造(3.16)の順で重視している程度が高いという業種間の差が認められた。
(※業種別クロス集計表はこちらを参照)
規模別に見ると(表3-2-3)、19歳以下、20歳~29歳、30歳~39歳、40歳~49歳、60歳以上の各世代については、業種間で平均値に大きな差は認められなかった。
50歳~59歳については、 500人以上の企業(2.14)、100~499人の企業(2.51)、100人未満の企業(3.14)の順で平均値が低く、企業規模が大きければ50歳~59歳の世代を重視しているという傾向が認められた。あまり大きな差ではない(5%水準での有意差は認められなかった)が、60歳以上についても500人以上の企業(2.29)、100~499人の企業(2.93)、100人未満の企業(3.09)の順で平均値が低く、40歳~49歳についても500人以上の企業(2.00)、100~499人の企業(2.49)、100人未満の企業(2.77)の順で平均値が低く、企業規模が大きければ40歳~49歳および60歳以上の世代を重視しているという傾向があった。
(※規模別クロス集計表はこちらを参照)