【目次|SPSSの使い方】へ

変数の計算(加算尺度など) (COMPUTE)

【用途】算術代入により変数の計算を行う。ここでは、加算尺度を例示する。加算尺度は、事前に尺度構成済みであれ潜在的次元の探索の結果であれ、個々の指標を項目の加算によって尺度構成【を開く】するために行う。

【データ】ここでは、因子分析 出力例1の結果【を開く】にもとづいて「商品開発のために重視している点」(の調査票)【を開く】について、項目の単純平均による加算尺度を算出してみよう。

【手順】

  1. メニューバーの[変換]を選択し、ドロップダウン・リストから[変数の計算]を選択する(図1)。

    22版15版
    図1 [変換]→[変数の計算]の選択

  2. [変数の計算]ダイアログ・ボックスが開かれるので、[目標変数]テキスト・ボックスに加算尺度つまり、左辺となる新しい変数名(この例ではmarket)を入力する。
  3. [数式]テキスト・ボックスに右辺となる数式を左側の変数リストや中央部の記号などのボタンや直接入力などによって入力する。
    表2では、“(”(左カッコ)を入力し、左側の変数リストから価格[q8_1]を選択し、中央部左上の“+”をクリックし、以下同様の方法によって、因子分析の結果にもとづいてq8_1 q8_4 q8_5 q8_6の4変数を加算し、
  4. “)”(右カッコ)と“/”(スラッシュ)を入力して、項目数=4を分母として、単純平均による加算尺度を算出する式を入力して、[OK]ボタンをクリックする。

    22版15版
    図2 [変数の選択]ダイアログ・ボックス

  5. シンタックスを保存したいときには、[貼り付け]ボタンをクリックし、既存のアクティブなシンタックス・ウィンドゥに貼り付けるか、または、自動的に開かれる新しいシンタックス・ウィンドゥに貼り付ける。

    表1 変数の計算のシンタックス例
    COMPUTE market=(q8_1 + q8_4 + q8_5 + q8_6) / 4.

Copyright: text 2000-2013 by Michio Ogiso, graphics by 1999-2009 SPSS Japan, 2010-2013 IBM Corp., Revised on 21. Oct. 2013

【先頭行へ】 【目次|SPSSの使い方】へ