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日時 2017年11月26日(日) 11時00分~17時00分
会場 國學院大學 渋谷キャンパス 学術メディアセンター5階 会議室06

国際研究フォーラム「日本の宗教はどう教えられているか」
How Do We Teach About Japanese Religions?

日本国外の学生に対して、日本の宗教はどのように教えられているのだろうか。
本フォーラムでは、この問題について実践的な意見交換を行いたい。

報告者:

Micah Auerback マイカ・アワーバック(ミシガン大学日本研究センター)
David Weis ダーヴィッド・ヴァイス(テュービンゲン大学日本学科)
Clinton Godart クリントン・ゴダール(北海道大学現代日本学プログラム)
Cynthea Bogel シンシア・ボーゲル(九州大学人文科学研究院)
平藤喜久子(國學院大學研究開発推進機構)
櫻井 義秀(北海道大学大学院文学研究科)

司会: 星野靖二(國學院大學研究開発推進機構)

日時: 2017年11月26日(日) 11時00分~17時00分
会場: 國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター5階会議室06
使用言語: 日本語
主催: 國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所・國學院大學研究開発推進機構古事記学センター
後援: 宗教文化教育推進センター(CERC)

趣旨 

 我々の生きる現代社会において、今や情報通信技術は様々な形で社会の中に組み込まれており、研究・教育のあり方もそれを前提したグローバルな情報環境の中で考えていかなければならない。日本文化の国際的発信については既に議論されてきているが、こうした状況においては、日本の宗教についての研究・教育も、今まで以上に多様な人々が関わる可能性があるということが重要になる。そこでは日本側からの一方的な発信というよりも、より双方向的・多声的な形での展開が必要であり、またそれによってより豊かな実りが期待できるだろう。
 これを踏まえた上で、本国際研究フォーラムでは主に日本国外の学生を対象として「日本の宗教はどのように教えられているか」ということを論点として設定する。何らか日本の宗教についての講義を実際に担当している方に発題を依頼し、受講学生の興味関心、教育の方法や情報通信技術の活用状況、あるいは現状において問題となっている点などについて述べてもらった上で、ワークショップ的に実践的な意見交換を行いたい。
 このような論点の設定について、日本の宗教についての知識が、既に現代の日本の学生たちにとって「異文化」となっているという指摘がなされて久しい。本研究フォーラムにおける議論は、日本の学生に対する宗教文化教育というより広い課題に関連しており、またそれに貢献するものともなろう。
 更に、今後は情報通信技術の発展に応じた形で、研究・教育に携わる者たちの間での協力や連携を進めていくことも重要となる。本研究フォーラムを通して、国内・国外の研究者間、また研究機関間における協力関係を促していきたい。

書籍での刊行

國學院大學研究開発推進機構 日本文化研究所年報』第11号