【日時】平成30年11月18日(日)13時~17時
【場所】國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター棟5階会議室06
【主催】科学研究費助成事業 基盤研究(B)「近世における前期国学のネットワーク形成と文化・社会の展開に関する学際的研究」研究事業(代表 根岸茂夫)
【共催】國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所 「「國學院大學 国学研究プラットフォーム」の展開と国学史像の再構築」研究事業
【報告】
根岸茂夫(國學院大學文学部教授/日本近世史)
「近世における前期国学のネットワーク形成」
石岡康子(日本近世史)
「懐徳堂学主・中井甃庵と荷田春満」
松本久史(國學院大學神道文化学部教授/神道史)
「国学研究史上の荷田春満」
一戸渉(慶応義塾大学斯道文庫准教授/日本近世文学)
「大西親盛の文芸ネットワーク―自筆歌稿『松葉集』を中心に―」
早乙女牧人(東海大学非常勤講師/日本文学)
「享保期における荷田派の和歌稽古会」
中村明裕(日本語学)
「国語学史上の荷田春満と『日本音義』」
宮部香織(亜細亜大学非常勤講師/日本法制史)
「幕末明治期の令注釈書における荷田在満説の受容」
【司会】
渡邉卓(國學院大學研究開発推進機構助教/日本文学)
【開催趣旨】
本主催研究事業においては、荷田春満を中心とする近世国学の発生と展開の過程に関する諸問題を検討し、東羽倉家史料の悉皆調査・研究を通していくつかの新たな発見がみられた。本年度は事業の最終年度にあたり、その成果を広く公開し、学界に寄与するため、公開研究会を開催する。さらに、国学学説史の再検討を研究テーマのひとつとする「「國學院大學 国学研究プラットフォーム」の展開と国学史像の再構築」プロジェクトとの共催事業とし、両者の情報共有から得られる相乗効果を期待する。今後の国学研究の指針となるような知見を得て、さらなる研究の発展を期したい。