設問33は「一番好きな自動車会社を1つだけ選んでください」と質問した。 【単純集計】の結果は、回答が多かった順に、「トヨタ」が33.9%、「ホンダ」が 13.6%、「日産」が11.8%、「その他」が7.2%、「マツダ」が4.5%、「スバル」が2.7%、「三菱」が1.8%、「ダイハツ」が1.4%、「スズキ」が0.0%であった。なお、「好きな自動車会社はない」は23.1%であった。
設問34は「前問で「その他」と回答した方は一番好きな自動車会社を書いてください」と自由回答方式で質問した。その結果、1%(3人)以上の回答があったのは、「BMW」の1.8%と「アウディ」の1.4%だけであった。つまり、設問33の選択回答の結果と合わせると、日本車の人気が高いという結果が得られた。
クロス集計とχ二乗値検定の結果、性別(表5-1)、 居住形態別(表5-2)、 収入別(表5-3)では、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められず、性別、居住形態、収入によって、好きな自動車会社の相違は認められなかった。
設問35は「あなた自身またはあなたと同居している家族が所有している車はどこの自動車会社の車ですか。所有している自動車をすべて選んでください」と多重回答方式で質問した。 【単純集計】の結果は、回答が多かった順に、「トヨタ」が38.9%、「ホンダ」が24.4%、「日産」が17.6%、「その他」が8.1%、「三菱」が5.9%、「スズキ」が4.5%、「ダイハツ」が4.1%、「マツダ」が2.7%、「スバル」が2.3%であった。なお、「自動車は所有していない」は15.4%であった。
設問36は「前問で「その他」と回答した方は、所有している自動車の会社を書いてください」と自由回答方式で質問した。その結果、1%(3人)以上の回答があったのは、「アウディ」の1.8%と「メルセデス(ベンツを含む)」の1.4%だけであった。つまり、設問35の選択回答の結果と合わせると、日本車を所有している世帯が多いという結果が得られた。
クロス集計の結果、性別(表5-4)では、「トヨタ」車を所有しているという回答は、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められ、女性では47.6%と男性の33.8%よりも多かった。しかし、「トヨタ」以外のメーカー、および、「自動車は所有していない」という回答については、性別では5%水準で有意差が認められなかった。
居住形態別(表5-5)では、「スズキ」はχ二乗値検定の結果は1%水準で有意差が認められ、自宅以外では10.3%と多かったのに対して、自宅では1.4%と少なかった。しかし、「スズキ」以外のメーカー、および、「自動車は所有していない」という回答は、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められなかった。ただし、「ダイハツ」は5%水準で有意差が認められなかったものの、自宅以外では7.7%と自宅の2.1%と比べて多かった。したがって、もし回答者が所有している「スズキ」車と「ダイハツ」車が低価格の軽自動車であると仮定するならば、自宅以外の回答者は低価格の軽自動車を所有している割合が多いことになろう。
収入別(表5-6)では、 χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められず、収入によって家族が所有している自動車の会社の相違はなかった。ただし、「スズキ」は2万円未満では7.8%と多く、4万円以上では5.5%と中程度で、2万円〜4万円未満では0.0%と、収入の両端で所有している割合が多くなる傾向が見られた。
設問37は「あなたが自動車を購入するとき重視することを1つだけ選んでください」と質問した。 【単純集計】の結果は、回答が多かった順に、「デザイン」が37.1%ともっとも多く、ついで、「性能」が27.6%、「価格」が11.8%、「ブランド」が5.4%で、「その他」は0.0%であった。なお、「自動車を購入する意志はない」は18.1%であった。
クロス集計とχ二乗値検定の結果、性別(表5-7)、 居住形態別(表5-8)、 収入別(表5-9)では、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められず、性別、居住形態、収入によって、自動車を購入するとき重視することの相違は認められなかった。
設問38は「あなたが自動車を運転する用途のうちもっもと多いものを1つだけ選んでください」と質問した。 【単純集計】の結果は、回答が多かった順に、「買い物などの生活」が30.8%ともっとも多く、ついで「友達や家族とのレジャー」が17.2%、「その他」が0.9%、「レースなどのスポーツ」が0.5%であった。なお、「自動車は運転していない」は50.7%と過半数を超えていた。
クロス集計とχ二乗値検定の結果、性別(表5-10)、 居住形態別(表5-11)、 収入別(表5-12)では、χ二乗値検定の結果は5%水準で有意差が認められず、性別、居住形態、収入によって、自動車を運転する用途の相違は認められなかった。