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2.スポーツ(設問7〜16)

飯島 エリカ

2-1.今までにやったことのあるスポーツ(設問7〜8)

 設問7は「今までやったことのあるスポーツを選択してください」と多重回答方式で質問した。 【単純集計】の結果、回答が多い順に上位10競技は、サッカー(48.5%)、野球(38.6%)、卓球(37.6%)、テニス(32.7%)、スノーボード(32.7%)、スキー(30.7%)、バスケットボール(28.7%)、バドミントン(26.7%)、競泳競技(25.7%)、陸上競技のトラック種目(20.8%)であった。

 設問8で「前問で「その他」と回答した方は、そのスポーツ競技名を書いてください」と自由回答方式で質問した結果、2人以上の回答があったのは「アルティメット」の3.0%(3人)だけであった。

 設問7のクロス集計の結果、性別では(表2-1)、 男性で回答が多かった上位3競技は、サッカー(56.0%)、野球(45.2%)、卓球(40.5%)であった。性別のχ二乗値検定の結果は、男性で1位のサッカー(男性:56.0%>女性:11.8%)、および、男性で2位の野球(男性:45.2%>女性:5.9%)は、1%水準で有意差を示し、男性の方が経験した人が多かった。一方、男性で3位の卓球(男性:40.5%≒女性:23.5%)は有意差が認められず男女おなじくらいが経験していた。女性で回答が多かった上位3競技は、スキー(58.8%)、2位は同率でスノーボードとバドミントン(35.3%)であった。性別のχ二乗値検定の結果は、女性で1位のスキー(女性:58.8%>男性:25.0%)は、性別のχ二乗値検定が1%水準で有意差を示し、女性の方が経験した人が多かった。一方、同率2位のスノーボード(女性:35.3%≒男性:32.1%)とバドミントン(女性:35.3%≒男性:25.0%)は有意差が認められず、男女おなじくらいが経験していた。

 課外活動別に見ると(表2-2)、体育会連合会加盟部会の上位3競技は、サッカー(57.1%)、野球(53.6%)、ラグビー(46.4%)であった。1位のサッカーは、体育会連合会加盟部会(57.1%)と全体(48.5%)であまり差が無かった。一方、3位のラグビーは体育会連合会加盟部会では46.4%と半数近くが経験していたが、全体では18.8%と経験したことがある人が少ないという特徴が見られた。

2-2.ここ1年以内にしたスポーツ(設問9〜10)

 設問9は「ここ一年以内にあなたがしたスポーツを選択してください」と多重回答方式で質問した。【単純集計】の結果、回答が多かった上位10競技は多い順に、サッカー(27.7%)、スノーボード(26.7%)、卓球(19.8%)、野球(16.8%)、テニス(14.9%)、ラグビー(13.9%)、ここ1年以内にスポーツをしていない(13.9%)、バドミントン(12.9%)、バスケットボール(9.9%)、その他(8.9%)、ゴルフ(5.9%)であった。

 設問10で「前問で「その他」と回答した方は、そのスポーツ競技名を書いてください」と自由回答方式で質問した結果、2人以上の回答があったのは「アルティメット」の3.0%(3人)だけであった。

 設問9を性別に見ると(表2-3)、男性で回答が多かった上位3競技は、1位がサッカー(32.1%)、2位がスノーボード(27.4%)、3位は同率で野球と卓球(20.2%)であった。性別のχ二乗値検定の結果、サッカー(男性:32.1%>女性:5.9%)は5%水準、野球(男性:20.2%>女性:0.0%)は10%水準で有意差が認められ、男性の方がここ一年以内にしていた。一方、スノーボード(男性:27.4%>女性:23.5%)と卓球(男性:20.2%>女性:17.6%)は有意差が認められず、男女おなじくらいがここ一年以内にしていた。 女性で回答が多かった上位3競技は、1位が同率でバドミントンとスノーボード(23.5%)、2位が同率でテニスと卓球とその他(17.6%)であった。性別のχ二乗値検定の結果、バドミントン(女性:23.5%≒男性:10.7%)、スノーボード(女性:23.5%≒男性:27.4%)、テニス(女性:17.6%≒男性:14.3%)、卓球(女性17.6%≒男性20.2%)のいずれも有意差が認められず、男女おなじくらいがここ一年以内にしていた。

 課外活動別に見ると(表2-4)、体育会連合会加盟部会で回答が多かった上位3競技は、ラグビー(46.4%)、スノーボード(32.1%)、サッカー(28.6%)であった。1位のラグビーは体育会連合加盟部会では46.4%と半数近くであったが、全体では13.9%とここ1年でラグビーをした人が少ないという特徴が見られた。一方、3位のサッカーは体育会連合加盟部会(28.6%)と全体(27.7%)であまり差がなかった。

2-3.今後やってみたいスポーツ(設問11〜12)

 設問11は「今までにやったことはないが、今後やってみたいと思っているスポーツを選択してください」と多重回答方式で質問した。【単純集計】の結果、上位10競技は多い順に、サーフィン(20.2%)、ロッククライミング(16.2%)、スノーボード(15.2%)、特にない(14.1%)、ゴルフ(12.1%)、弓道(10.1%)、ボクシング(9.1%)、合気道(8.1%)、馬術(7.1%)、スカッシュ(6.1%)であった。

 設問12で「前問で「その他」と回答した方は、そのスポーツ競技名を書いてください」と自由回答方式で質問した結果、2人以上の回答があった競技がなかった。

 設問11を性別に見ると(表2-5)、男性で回答が多かった上位3競技は、1位がサーフィン(20.7%)、2位がロッククライミング(17.1%)、3位が同率でスノーボードと特にない(13.4%)であった。女性で回答が多かった上位3競技は、1位がスノーボード(23.5%)、2位が同率でサーフィンと馬術と特にない(17.6%)であった。今後やってみたいスポーツについての性別のχ二乗値検定の結果は、男女の上位3競技のいずれも5%水準では有意差が認められなかった。

 課外活動別に見ると(表2-6)、体育会連合加盟部会で回答が多かった上位3競技は、サーフィン(25.0%)、ロッククライミング(21.4%)、ゴルフ(17.9%)であった。今後やってみたいスポーツに関して、上位3競技のサーフィンとロッククライミングとゴルフで体育会連合加盟部会と全体とではあまり差がなかった。

2-4.観戦しに行ったことがあるスポーツ(設問13〜14)

 設問13は「あなたが今までに観戦しに行ったことがあるスポーツを選択してください」と多重回答方式で質問した。【単純集計】の結果、回答が多かった上位10競技は多い順に、野球(63.4%)、サッカー(55.4%)、ラグビー(18.8%)、バスケットボール(17.8%)、テニス(13.9%)、陸上競技のトラック種目(12.9%)、バレーボール(10.9%)、同率で陸上競技の跳躍種目と剣道と総合格闘技(6.9%)であった。

 設問14で「前問で「その他」と回答した方は、そのスポーツ競技名を書いてください」と自由回答方式で質問した結果、2人以上の回答があった競技がなかった。

 設問13を性別に見ると(表2-7)、男性で回答が多かった上位3競技は、1位が野球(67.9%)、2位がサッカー(60.7%)と上位2競技が三分の二近い回答を集め、3位がラグビー(22.6%)であった。性別のχ二乗値検定の結果は、野球(男性:67.9%>女性:41.2%)が10%水準、サッカー(男性:60.7%>女性:29.4%)とラグビー(男性:22.6%>女性:0.0%)は5%水準で有意差が認められ、これらの競技は観戦するスポーツとしても男性に人気が高かった。 女性で回答が多かった上位3競技は、1位が野球(41.2%)、2位が同率でサッカーとバスケットボール(29.4%)であった。前述したように、野球とサッカーは男性に人気が高かったが、バスケットボールは(性別のχ二乗値検定の結果は有意差が認められなかったが)女性(29.4%)の方が男性(15.5%)よりも観戦しに行ったことがある人が多かった。

 課外活動別に見ると(表2-8)、体育会連合加盟部会で回答が多かった上位3競技は、1位が同率でサッカーと野球(64.3%)、3位がラグビー(39.3%)であった。3位のラグビーは体育会連合加盟部会では(39.3%)と多かったのと比べ、全体では18.8%と少なく、χ二乗値検定の結果は1%水準で有意差が認められた。

2-5.好きなスポーツ選手(設問15〜16)

 設問15は「あなたが一番好きなスポーツ選手を一人選んでください」と質問した。【単純集計】の結果、で回答が多かった順に、その他(16.8%)、イチロー(9.9%)、特にいない(8.9%)、 同率で田中将大と松井秀喜と浅田真央(5.9%)、長友佑都(5.0%)、香川真司(4.0%)、同率でダルビッシュ有と本田圭祐と中田英寿とクリスティアーノ・ロナウド(3.0%)であった。ニュースや新聞でよく登場する選手を挙げたつもりだったが、「その他」がもっとも回答が多い結果となった。

 設問16で「前問で「その他」と回答した方は、そのスポーツ選手名を書いてください」と自由回答方式で質問した結果、2人以上の回答があった選手がなかった。

 設問15を性別に見ると(表2-9)、男性で回答が多かった上位3名は、その他(19.0%)、イチロー(11.9%)、特にいない(8.3%)であった。女性で回答が多かった上位3名は、浅田真央(35.3%)、特にいない(11.8%)、ダルビッシュ有・川崎宗則・長友佑都・長谷部誠・内田篤人・安藤美姫・木村沙織・白鵬・その他(5.9%)で1票ずつ入った。

 課外活動別に見ると(表2-10)、体育会連合加盟部会で回答が多かった上位3名は、その他(25.0%)、同率でイチローと田中将大(10.7%)であった。ここでは体育会連合加盟部会と全体とではあまり大きな差がなかった。

Copyright 2014, Iijima Erika, in 國學院大學 経済学部 2013年度「アンケート調査」『生協、スポーツ、アプリケーション、ディズニーリゾートと音楽についての調査』

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