◆石碑1:正面 <縦書き> 建立記 この慰霊像は、日本の委任統 治領時代に、ここに住んでいた 人々によって発起され、アメリ カ信託統治領政府の賛同を得、 ミクロネシアと日本の人々の協 力によってできあがりました。 このあたり一帯は、太平洋戦 争の際、最も激しい戰場となり その犠牲者はミクロネシアと日 本の一般市民、アメリカと日本 の軍人、軍属など数万人に達し ました。 この像は、国籍のいかんを問 わず、なくなられた方々の霊を 慰め、この世に再びおろかで悲 惨な戰争が起こりませんように 永遠の平和を祈願するためのも のであります。 一九七二年一月二十二日 南洋群島物故者慰霊像建設会 会長 栗林コ一 アメリカ信託統治領政府 長官 エドワード・E・ジョンストン マリアナ地域 支庁長 フランシスコ・C・アダ ◆石碑1:裏面 <縦書き> この石碑は、第二十九回全國 南洋会サイパン大会を記念して 建てられたものであります。 一九九四年六月五日 大会会長 栗林コ五郎 全国南洋会 有志一同 <下略>
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