重視しているのが、非常に重視している、かなり重視しているの2つをあわせて『重視』あまり重視していないと重視していないというのを纏めて『非重視』というカテゴリーを作った。
問4でマーケティングについての質問について単純集計したところ(表3-1)、その結果自社へのHPの問い合わせとe-mailの『重視』がともに70%を超えているという結果が得られた。2つの問いの相関係数を算出すると、0.788という強い相関関係があることがわかった(表3-2)。これは、近年急速に家庭に普及しつつあるインターネット及びPCがこの結果に影響していると思われる。またHPへの問い合わせと顧客からのe-mailの問い合わせは顧客側からの行動なので、企業が顧客の能動的情報収集を自社のマーケティングに重視しているという結果が得られたまたこの。また電話調査、街頭調査、郵送調査の相関係数はともに高い値をしめしている(表2参照)これは3つ問いとも企業が能動的に顧客動向を探るという質問の類似性があるからだと思われる。質問の意図として、質問1〜2は顧客からの企業へのアプローチ、質問3〜-5は企業側の顧客へのアプローチ、質問6〜7は全体的な顧客の動向とうい構成になっている。このよう『重視』割合の多い順にから見て取れるのは、企業は顧客の企業側への能動的行動をプラオリティートップにおき、次に顧客動向をつかむこと、最後に企業側の顧客への調査をいう結果が得られた。(表3参照)これらからマーケティングで企業が重視しているのは、顧客の企業への声を一番重視しているといえるだろう。また郵送調査、電話調査の『非重視』回答についてはそれぞれ約50%(表3-1)にのぼり、企業はマーケティングを行うにあたり、半数はこのような企業から能動的に顧客へのアプローチは重視していないという結果が得られた。規模別・業種別のクロス集計結果からは規模・業種による顕著な差は認められなかった。
Copyright 2003, Fujinoya Masayuki and Kimura Akira