本コンテンツは明治39年から大東亜戦争中にかけて刊行された、『靖国神社臨時大祭記念写真帖』のうち、当センターが収蔵する下記についてデジタル化のうえ、公開するものであります。陸軍・海軍関係者、遺族、各種団体が参列している様子や遺族慰安会の様子を撮した写真や遺族の集合写真、合祀者名簿が収録されています。この写真集は、臨時大祭ごとに制作されて遺族に配布されました。

『靖国神社臨時大祭写真帖』	明治39年5月、臨時大祭委員　陸地測量部撮影 発行兼印刷　小川一眞、発行　小川一眞出版部
『臨時大祭写真帖』	昭和8年5月　陸軍省発行
『臨時大祭写真帖』	昭和12年5月　靖国神社臨時大祭委員(編集・発行)
『臨時大祭写真帖』	昭和13年10月　靖国神社臨時大祭委員(編集・発行)
『臨時大祭写真帖』	昭和14年10月　靖国神社臨時大祭委員(編集・発行) 撮影　陸地測量部
『臨時大祭写真帖』	昭和15年4月　靖国神社臨時大祭委員(編集・発行) 撮影　陸地測量部
『臨時大祭写真帖』	昭和15年10月　靖国神社臨時大祭委員(編集・発行) 撮影　陸地測量部
『臨時大祭写真帖』	昭和16年4月　靖国神社臨時大祭委員(編集・発行) 撮影　陸地測量部
『臨時大祭写真帖』	昭和16年10月　靖国神社臨時大祭委員(編集・発行) 撮影　陸地測量部
『臨時大祭写真帖』	昭和17年10月　靖国神社臨時大祭委員(編集・発行) 撮影　陸地測量部

　以上に関しては、刊行後60年以上を経過しているうえ、実質的に編集・発行を行った陸軍省も終戦とともに解体していることから、図書としての著作権は既に消滅していると考えられます。
　これらの写真帖には、各年度における靖国神社の臨時招魂祭の様子が時系列的、かつ、詳細に撮影されていることから、靖国神社における臨時招魂祭の状況を、かなり細かい点まで確認することが可能となっています。さらに、日中戦争直前から大東亜戦争に至る間の、戦死者と遺族の激増に対応した祭典の変化や、境内及び都内で行われた各催しの様子などを、時間を追って知ることが可能です。
　以上のように、本写真帖は学術的に非常に高い価値を持っていることから、当センターでは、これらの写真帖所載の写真、合祭者名簿等3579枚をデジタル化したうえで、広く社会に公開することとしました。これはあくまで靖国神社信仰・英霊信仰について研究するための学術資料として公開するのであり、営利を目的とするものではないことをお断り申し上げます。
　なお、もし本コンテンツの公開につきまして、著作権等の見地からご意見等がございましたら、ご一報ください。