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【日時】2012年9月29日(土)13:00~18:00

【場所】國學院大學渋谷キャンパス 学術メディアセンター1F 常磐松ホール

[主催]國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所

[共催]科学研究費補助金 基盤研究(B)「宗教文化教育の教材に関する総合研究」

     宗教文化教育推進センター(CERC)

【パネリスト】(発題順)

Roberta Strippoli(Binghamton University SUNY, USA): 中世日本文学

 「古典文学のなかの宗教」

有田英也(成城大学): 現代フランス文学・思想

 「運命に抗う人びと―宗教で読むカミュの『ペスト』―」

小池寿子(國學院大學): 西洋中世キリスト教美術史

 「『死の舞踏』に見るキリスト教的死生観」

Mark MacWilliams(St. Lawrence University, USA): ポップカルチャーと宗教

 「イエスの再生―映画、マンガ、アニメにおける救世主のポップカルチャー的変容―」

【コメンテーター】(コメント順)

加瀬直弥(國學院大學): 中世神道史

伊達聖伸(上智大学): 宗教学

平藤喜久子(國學院大學): 宗教学・神話学

小原克博(同志社大学): 宗教学・キリスト教思想

【司会】

井上順孝(國學院大學):宗教社会学

【趣旨】

 宗教文化は、宗教学に関わる研究領域(宗教社会学、宗教心理学、宗教民族学、宗教民俗学、宗教哲学、宗教現象学、宗教地理学など)以外にも、文学、美術、建築、音楽、映画、法律、経済等々、広い学問領域と関わっている。日本及び外国の宗教文化の理解を深めるための宗教文化教育の教材を考えたとき、こうした宗教文化の広がりを踏まえる必要がある。

2009年には宗教文化教育の教材の一つとして映画を位置づけ、映画にどのような可能性、利用法があり、また問題点を孕んでいるかを議論するフォーラムを開催した。今回は文学、美術(アニメやマンガも含む)を中心とし、それぞれの分野の研究者に、授業や研究において宗教文化に関わるテーマをどのように扱っているかを発題してもらい、宗教文化教育の教材として文学や美術を活かすために、どのような方法があるのか、また文学や美術を学ぶために必要な宗教文化の知識とはどういったものか、などの点を議論する。

書籍での刊行

国際研究フォーラム報告書 2008~2013年度