國學院大學日本文化研究所編、発行:汲古書院、2006年、A5判 口絵8頁・目次3頁・本文389頁・人名索引8頁

概要

 『井上毅伝外篇 近代日本法制史料集』(全20巻)や『井上毅伝史料篇』補遺一、『梧陰文庫総目録』(以上、東京大学出版会発売または発行)の編纂・刊行など、本研究所が実施してきた井上毅と「梧陰文庫」にまつわる学術事業を通じて得た成果をまとめた書で、三部構成となっている。第一部は井上毅とお雇い外国人をめぐる講演会記録を、第二部は『梧陰文庫総目録』の編纂を進める過程で生まれた研究余滴を、第三部は「梧陰文庫」と井上毅研究をめぐる座談会記録をそれぞれ収録する。

目次

口絵

第一部 井上毅とお雇い外国人答議をめぐる講演録
挨拶(阿部美哉)
祝辞(梅溪昇)
講演
『近代日本法制史料集』の編纂を回顧して(木野主計)
明治憲法体制の成立とシュタイン―シュタイン憲法草案の行方(原田一明)
井上毅の国際認識と外政への寄与(山室信一)

第二部 井上毅と「梧陰文庫」をめぐる研究余滴
井上毅―「明治国家の設計者」の実像―(柴田紳一)
井上毅の肖像画と肖像写真(高塩博)
井上毅の遺言と「梧陰文庫」(齊藤智朗)
井上毅の死(柴田紳一)
「井上毅」掃苔(益井邦夫)
岩倉具視と井上毅(齊藤智朗)
井上毅と読書(城崎陽子)
井上毅の集書の一齣(高塩博)
井上毅と『萩の戸の月』(齊藤智朗)
大津事件発生時の井上毅指示書の紹介(柴田紳一)
文相井上毅とお雇い外国人ベルツ(齊藤智朗)
井上毅旧蔵の度量衡関係史料について(宮部香織)
新発見の「井上毅ボアソナード両氏対話筆記」(写本)をめぐって
梧陰文庫所蔵『関東式目 五十一ヶ条』の紹介(長又高夫)
梧陰文庫所蔵「伝谷川士清書入校正本『日本書紀』」愚見(西岡和彦)
『井上毅伝外篇近代日本法制史料集』について(柴田紳一)
 第一~第七(ロエスレル氏答議一~七)
 第八~第十(ボアソナード答議一~三・モッセ問答)
梧陰文庫に見る蔵書印
 其の一(長又高夫)
 其の二(宮部香織)
 其の三(城崎陽子)

第三部 「梧陰文庫」と井上毅研究をめぐる座談会
「梧陰文庫」の寄贈経緯について(井上匡一・横山晴夫・木野主計)
梅溪先生に聞く―井上毅研究と「梧陰文庫」(梅溪昇・木野主計)
山下重一・小林宏両先生に聞く―梧陰文庫研究会と両先生の井上毅研究(山下重一・小林宏)
大石眞・島善高両先生に聞く―梧陰文庫研究会と両先生の井上毅研究(大石眞・島善高)

あとがき(高塩博)
人名索引