國學院大學日本文化研究所編・発行、1996年

概要

　國學院大學日本文化研究所プロジェクトの成果報告である。平成5、6年度に調査を実施した。平成5年度の予備調査では、多くの否定表現の形式が収集され、それらの表現に年齢差や男女差が見られることが確認できた。平成6年度の本調査では177名に対する面接調査を行い、各年齢層と男女差をほぼそろえた資料を得ることができた。前年度の反省を生かして、調査地点を限定し均質な資料を収集するようつとめた。当該地域は生え抜きの話者が多く、現代ではこれほど生え抜きの話者が多い地域も珍しいと思われる。
　今後、分析を進めるために、さらに多くの資料が必要であるとし、分析に際しては語形変化の要因として学区、職業差なども考慮に入れていく必要がある。

目次

はじめに
調査項目について
資料の見方
平成5年大垣市話者芳名
平成6年大垣市話者芳名
調査地点図
資料
年代別語形変遷グラフ
方言イメージ調査結果グラフ
参考文献