井上順孝・阪本是丸編著、発行:第一書房、1987年
概要
研究所の2つのプロジェクト「宗教行政と神道教派に関する研究」「明治期の神祇行政に関する研究」の成果報告を一冊の本にまとめたもの。以下の5点の論文の他に、教部省官員録、内務省社寺局官員録、官社神宮一覧、教導職一覧などの資料編が充実しており、明治初期の宗教行政を研究する人には大変便利な書である。
目次
まえがき
[論文篇]
日本型政教関係の形成過程(阪本是丸)
近代天皇祭祀形成過程の一考察―明治初年における津和野派の活動を中心に(武田秀章)
明治憲法制定期の政教関係一井上毅の構想と内務省の政策を中心に (新田均)
真俗二諦論における神道観の変化-島地黙雷の政教論のもたらしたもの (藤井健志)
幕臣から維新期神道家へ一平山省斎の座標転換(井上順孝)
[資料篇]
一、要職一覧
二、教部省官員録
三、内務省社寺局官員録
四、官社神宮一覧
五、教導職一覧
論文篇人名索引