國學院大學日本文化研究所編、発行:同朋舎、1992年、259頁

概要

 平成元年、2年度に「近代日本の政治と宗教」というテーマのもとに行われた4回の公開学術講演会の講演内容と、これを土台に平成3年1月に開かれたシンポジウムの内容等を併せて一冊の本としたもの。近代天皇制と宗教とのからみを中心に、明治期から戦後にかけての近代日本、さまざまな立場から論議がなされている。

目次

近代天皇制の宗教的権威(井上順孝)

公開シンポジウム(司会:井上順孝)
 近代日本の政治と宗教
 (阿部美哉+大原康男十阪本是丸+対馬路人+宮地正人)

討論

講演
 国家神道の確立過程(宮地正人)
 明治憲法と天皇制(大原康男)
 大正・昭和前期の新宗教と国家(対馬路人)
 GHQの宗教政策(阿部美哉)