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4.スポーツブランド(設問14~設問17)

4-1.1番多く所有しているスポーツアイテムのブランド(設問14)

中山 楓

 設問14は「あなたが1番多く持っているスポーツブランドを1つだけ選んでください」と質問した。 【単純集計】の結果は、「1_Nike」が49.0%、「2_adidas」が23.8%、 「3_puma」が3.1%、「4_vans」が3.4%、「5_mizuno」が6.5%、「6_asics」が2.8%、「7_アンダーアーマー」が2.6%、「8_その他」が8.8%であった。

 性別に見ると(表4-1)、「1_Nike」は男性(50.4%)と女性(46.2%)が同じぐらいで、「2_adidas」は女性が33.8%と男性の18.8%より多く、「3_puma」は男性(2.7%)と女性(3.8%)が同じぐらいで、「4_vans」は男性が4.3%と女性の1.5%より多く、5_mizunoは男性が7.8%と女性の3.8%より多く、6_asicsは男性が3.5%と女性の1.5%より多く、7_アンダーアーマーは男性が3.1%と女性の1.5%より多く、「8_その他」は男性(9.4%)と女性(7.7%)が同じぐらいで、カイ2乗検定の結果、5%水準で有意差が認められた。

 居住形態別に見ると(表4-2)、カイ2乗検定の結果、1%水準で有意差が認められた。「2_adidas」は、実家の場合(26.7%)の方が実家以外の場合(10.3%)よりも回答が多く、都市部で育った学生はアディダスを好み多く所有することが分かった。一方で「8_その他」は、実家(6.6%)よりも実家以外(19.1%)の方が回答が多かった。しかし、これら以外のブランドでは、顕著な差はなかった。実家と実家以外で、ここまでの差が起きるとは思わず意外であった。

 課外活動別に見ると(表4-3)、カイ2乗検定の結果、1%水準で有意差が認められた。とりわけ1.体育会連合会加盟部会では、「5_mizuno」を21.8%と最も多く所有している点が予想に反していた。2_その他の体育系部会(21.7%)と4_その他の学術・文化系部会(35.5%)では、「2_adidas」の人気が高いのと比べ、1_体育会連合会加盟部会は(9.1%)と唯一10%以下の回答だった点は興味深い結果であった。

Copyright 2024, NAKAYAMA Kaede, 国学院大学経済学部 2024年度「アンケート調査Ⅱ」『コンビニ、マクドナルド、学食、スポーツブランド、外国旅行、ペット、ディズニー、音楽、読書、SNS、美容院についての調査報告書』2024年9月26日 公表

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