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■  科研費による共同研究 −平成22年度分−  ■
 
平成二十二年基盤研究(B) 
〜二十五年度研究課題:「文化現象としての源平盛衰記」研究
           −文芸・絵画・言語・歴史を総合して−
  
 
研究代表者松尾葦江國學院大学文学部教授
連携研究者小林健二国文学研究資料館教授
 石川 透慶應義塾大学文学部教授
 伊海孝充法政大学文学部講師
 小助川元太愛媛大学教育学部准教授
 岩城賢太郎 武蔵野大学文学部講師
 坂井孝一創価大学文学部教授
 高橋典幸東京大学史料編纂所助教
 吉田永弘國學院大学文学部准教授
研究協力者原田敦史東京大学文学部助教
 辻本恭子兵庫大学非常勤講師
 平藤幸鶴見大学非常勤講師
 伊藤慎吾國學院大學非常勤講師
 ワイジャンティー
  ・セリンジャー
ボウドイン大学准教授
   
課題番号22320051 
   
<研究の目的と実施方法> ----------------------------------------------------------
 源平盛衰記は、『平家物語』諸本の中でも最も記事の分量が多く、しかも後世に与えた影響の大きい諸本である。源平盛衰記には、中世から近世にかけてのさまざまな文化の生成、変容、継承などの諸問題を解明する手がかりが大量に含まれている。
 本研究は、従来の『平家物語』研究が繰り返してきたような諸本の先後関係の決定や、『平家物語』から他の文芸への影響関係を指摘するために源平盛衰記を取り上げるのではない。むしろ、源平盛衰記をひとつの「文化現象」としてとらえ、これを拠点として、室町文芸及び文化の生成と変容を、他のジャンルや時代にも及んで究明しようとするものである。その結果、『平家物語』本文の流動の様相や、その中での源平盛衰記の位置づけも明らかになると考える。

 上記の目的を達成するために、以下のグループを設け、連携研究者はそれぞれ2つ以上のグループに所属し、各自の問題意識に従って調査・研究を実施していく。各グループを( )内の研究者がまとめ、年2回程度の全体会議を開き、相互の交流をはかった上で、研究代表者の松尾が総括する。

T 『平家物語』諸本の一つとしての源平盛衰記の研究及び記事年表作成(統括者:松尾葦江)
U 室町文芸と『平家物語』諸本との交流の研究(統括者:小林健二)
V 源平盛衰記や『平家物語』を題材にした奈良絵本や絵巻などの調査研究(統括者:石川透)
W 歴史的な環境と文芸との関係についての研究(統括者:坂井孝一)
X 中世語彙の出典としての源平盛衰記の研究(索引作成の試行。統括者:吉田永弘)
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平成二十二年度
六月五日
10:30〜17:30 國學院大學渋谷校舎0507教室
第1回記事年表作成部会
 
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平成二十二年度
七月三日
13:00〜17:00 國學院大學120周年記念2号館2102教室
シンポジウム「源平盛衰記全釈から見えてくるもの」
  講師:曽我良成・志立正知・橋本正俊
  司会:早川厚一
 
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平成二十二年度
七月十〜十一日
文献調査旅行(京都・神戸)
 
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平成二十二年度
八月十日
調査旅行報告(京都)
 
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平成二十二年度
八月二十三日
資料調査・研究会報告
 
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平成二十二年度
九月十八日
14:00〜17:00 國學院大學渋谷校舎若木タワー509教室
研究発表会「源平盛衰記と芸能」
  講師:伊海孝充・岩城賢太郎
  司会:小林健二
 
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平成二十二年度
十一月十二
   〜十三日
國學院大學渋谷校舎若木タワー
歴史学部会研究発表及び質疑応答
  高橋典幸:墨俣の合戦と頼朝
  坂井孝一:『源平盛衰記』と「血」の叙述
 
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平成二十二年度
十二月四〜五日
調査旅行報告(愛知)
 
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平成二十二年度
十二月十七
   〜十八日
15:00〜17:00 國學院大學120周年記念2号館2102教室
公開講演会  
  講師:稲田秀雄 (山口県立大学教授)  
  「狂言のいくさ語り−「文蔵」を中心に−」
 
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平成二十二年度
十二月二十四〜二十六日
調査旅行報告(広島)
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平成二十三年
一月十三〜十五日
調査旅行報告(米沢・石巻)
 
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平成二十三年
一月二十二
  〜二十三日
調査旅行報告(神戸)
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平成二十三年
二月二十四
  〜二十六日
調査旅行報告(金沢)
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