Q18の 単純集計を見てみると、有効回答数22票のうち、1 自社のイメージアップのためが27.3% 2 ユーザーに知ってもらうためが59.1% 3 販売効率をあげるためが4.5% 4 その他が0.0% 無回答が9.1% という結果になった。
これを規模別、業種別に分析してみると以下のようになる。
規模は大きく分けて200人未満(小規模)、200人以上500人未満(中規模)、500人以上(大規模)の3通りである。単純集計の有効回答は22票だったが、規模別集計 (表5-3-1)は有効回答数が19票である。小規模は3社で、中規模は7社、大規模は9社、である。まず小規模の企業で見てみると、3社のうち、自社のイメージアップのためが33.3%で、ユーザーに知ってもらうためが66.7%で100%になり、販売効率を上げるため、その他、無回答は0%である。中規模企業は7社で、自社のイメージアップのためが28.6%、ユーザーに知ってもらうためが57.1%、販売効率を上げるためが14.3%で100%になり、その他、無回答は0%である。大規模企業は9社で、自社のイメージアップのためが33.3%、ユーザーに知ってもらうためが44.4%、無回答が22.2%で小数点以下は切り捨てにして100%である。このように有効回答が少ないためか、規模別に見たCMを流した理由についてはたいして差があらわれなかった。
業種は大きく分けて電機・精密、金属・機械、その他製造、情報・通信の4通りである。業種別の有効回答数は22票である。まず電機・精密で見てみると (表5-3-2)、10社のうち、自社のイメージアップのためが30.0%、ユーザーに知ってもらうためが50.0%、無回答が20.0%で100%になり、その他は0%である。金属・機械で見てみると、3社のうち、自社のイメージアップのためが33.3%、ユーザーに知ってもらうためが66.7%で100%になり、販売効率を上げるため、その他、無回答は0%である。その他製造で見てみると、5社のうち、自社のイメージアップのためが40.0%、ユーザーに知ってもらうためが60.0%で100%になり、販売効率を上げるため、その他、無回答は0%である。情報・通信で見てみると、4社のうち、ユーザーに知ってもらうためが75.0%、販売効率を上げるためが25.0%で100%になり、自社のイメージアップのため、その他、無回答は0%である。以上のような結果を元に分析をすると、電機・精密、金属・機械、その他製造は製造業なので販売効率を上げるためというのが0%になり、情報・通信は製造業ではないので結果が出た。しかし、ユーザーに知ってもらうためということになると、さっきの逆の結果が出た。
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