【目次へ】 【凡例へ】 【調査票へ】

4-4.関連商品のインターネットでの販売(問8)

渡辺 泰延

 問8は、問1で「ワールドカップに関する商品を製造・販売した」と回答した40社を対象として、  「ワールドカップに関する商品をインターネットで販売しましたか」と質問した。【単純集計】の結果、「はい」という回答が25.0%、「いいえ」が67.5%であった。
 規模別で見てみると【表4-4-1】、「はい」という回答は200人未満では44.4%と多かった。しかし、のこりの規模の企業では「はい」という回答は約2割程度であった。
 業種別で見てみると、【表4-4-2】「はい」という回答は、小売・卸売では28.6%、食品製造では22.2%であった。外食では回答数は3社だけであったが「いいえ」と回答したのが100%であった。確かに、インターネットは、視覚情報と聴覚情報は伝達することはできるが、味覚情報と嗅覚情報は伝達できないため、外食の場合ではインターネットで販売することはワールドカップで無くとも販売することはできないのは当然であろう。
 さて、インターネットが普及していている時代にしては、インターネットで販売している企業は少ないと思われる。このことは(5-1-1.で後述するように)、問6のワールドカップとは関係ない商品を含めた場合と比べて対照的であった。また、企業規模別規模別クロス集計表から見ると従業員数が少ない企業ほどインターネットでの販売が多くなっていたことが興味深く思われた。

Copyright 2003, Watanabe Yasunobu

【目次へ】 【つぎへ】