問4は「貴社は商品を購入されたお客様に対してつぎのことをされていますか」という質問をした。1と2については、あてはまるものすべてに○をつけてください」と質問した。
【単純集計】の結果は、ユーザー登録は行っていないが53.3%、次いでオンラインによるユーザー登録が22.8%、ハガキによるユーザー登録は17.4%となった。「行っていない」と回答した企業が過半数を超えたのは、調査対象とした企業の中にエンドユーザーを対象としない企業が多く含まれていたからではないかと考えられる。
規模別に見ると(表4-1)、「行っていない」という回答は、企業規模が100人未満が68.0%、100〜299人が33.3%、300人以上が56.5%と、規模が100〜299人以外は行っていない割合が大きかった。オンラインを使用している企業は、企業規模が100人未満は16.0%、100〜299人は38.1%、300人以上は13.0%と、企業規模が100〜299人のところが多く使用している事がわかった。ハガキによるユーザー登録を行っている企業は、100人未満が0.0%、100〜299人が19.0%、300人以上が26.1%と、企業規模が大きいほどハガキによるユーザー登録を使用している割合が多かった。
業種別に見ると(表4-2)、「行っていない」という回答が、建設業では53.8%、製造業では56.7%、卸・小売業では60.0%、サービス業では45.5%であり、卸・小売業、次いで製造業が、ユーザー登録を行っていない割合が小さかった。「オンライン」という回答は、建設業が0.0%、製造業が23.3%、卸・小売業が20.0%、サービス業が33.3%であり、製造業とサービス業が、オンラインを使用したユーザー登録を行っている割合が大きかった。「ハガキ」という回答は、建設業が7.7%、製造業が20.0%、卸・小売業が26.7%、サービス業が15.2%であり、卸・小売業においてはオンラインよりもハガキを使用している割合が大きいことがわかった。その逆に、製造業やサービス業ではハガキよりオンラインを使用している割合が大きかった。「行っていない」という回答はサービス業を除いて、50%を上まっており、特に卸・小売業は割合が大きかった。この結果は、単純集計のところで述べたように、エンドユーザーを対象としていない企業が多く含まれていたことに起因していると思われ、卸・小売業は法人等を対象としている可能性もある。
創業年別に見ると(表4-3)、1969年以降が創業年の企業は、「行っていない」という回答がもっとも少なく、39.3%だった。さらに、オンラインによるユーザー登録を行っている企業の割合も1969年以降創業の企業が一番多く、35.7%であった。