問2は「貴社は貴社では宣伝・広告活動を行う際にどの媒体を使用していますか。また、使用している媒体の中で、 もっとも効果があったものを右側の欄から1つだけ選んでください」と質問した。
規模別に見ると(表2-1)、一番使用率が高かったインターネットは、100人未満の企業が80.0%、100〜299人の企業が71.4%、300人以上の企業が56.5%といったように企業規模に関わらず使用しているところが多かった。また、新聞も100人未満の企業が36.0%、100〜299人の企業が42.9%、300人以上の企業が47.8%といったように企業規模に関わらず比較的使用しているところが多かった。 雑誌、TVCM、ラジオCM、折り込みチラシ、看板、街頭宣伝は規模が大きい企業であれば使用率が高い傾向が見られた。特に街頭宣伝においては、100人未満の企業で使用率0.0%という結果も見られた。
業種別に見ると(表2-2)、一番使用率の高かったインターネットは、建設業が61.5%、製造業が56.7%、卸・小売業が66.7%、サービス業が78.8%といったように業種に関係なく使用しているところが多かった。新聞は建設業が61.5%、製造業が30.0%、卸・小売業が40.0%、サービス業が42.4%、雑誌は建設業が69.2%、製造業が36.7%、卸・小売業が53.3%、サービス業が36.4%、といったように業種に関係なく比較的使用しているところが多かった。折り込みチラシは卸・小売業で40.0%と使用率が高かった。TVCMは建設業が30.8%、製造業が10.0%、卸・小売業が40.0%、サービス業が30.3%といった使用率であった。ラジオCMはサービス業で30.3%と使用率が高かった。看板は、建設業が23.1%、製造業が23.3%であったが、卸・小売業では53.3%と高く、サービス業が36.4%であった。街頭宣伝は、建設業、製造業共に0.0%、卸・小売業が13.3%、サービス業が15.2%と全く使用していない業種もあった。
創業年別に見ると(表2-3)、インターネットは1949年以前が51.7%、1949〜1968年が70.4%、1969年以降が78.6%と創業年に関係なく使用率が高かった。新聞は1949年以前が31.0%、1949〜1968年が51.9%、1969年以降が42.9%であった。雑誌は1949年以前が44.8%、1949〜1968年が44.4%、1969年以降が39.3%と、新聞雑誌共に創業年に関係なく4割程度の使用率であった。折り込みチラシは、1969年以降が32.1%と比較的高かった。TVCMは、1949年以前が17.2%、1949〜1968年が25.9%、1969年以降が35.7%であり、ラジオCMは1949年以前が13.8%、1949〜1968年が14.8%、1969年以降が28.6%と、創業年が比較的新しい企業ほど使用率も高くなっていく傾向に見られた。看板は1949〜1968年が51.9%と極めて高かった。街頭宣伝は1949年以前が0.0%と全く使用していなかった。
規模別に見ると(表2-4)、もっとも効果があったインターネットは、100人未満の企業が56.0%と高く、100〜299人の企業が23.3%、300人以上の企業が17.4%と規模の小さい企業ほど効果が見られた。新聞は、100人未満の企業が20.0%、100〜299人の企業が23.8%、300人以上の企業が8.7%であった。折り込みチラシは、100人未満の企業が0.0%、100〜299人の企業が19.0%、300人以上の企業が13.0%、TVCMは、100人未満の企業が4.0%、100〜299人の企業が4.8%、300人以上の企業が13.0%と、300人以上の企業では、折り込みチラシとTVCMの効果は同じであった。雑誌は、100人未満の企業と100〜299人の企業は0.0%で、300人以上の企業が17.4%という結果になった。さらに看板は100人未満の企業と300人以上の企業が0.0%で、100〜299人の企業は4.8%という結果であった。ラジオCMと街頭宣伝は規模に関わらず、0.0%であった。
業種別に見ると(表2-5)、もっとも効果があったインターネットは、建設業が23.1%、製造業が30.0%、卸・小売業が26.7%、サービス業が45.5%と、特にサービス業で効果がみられた。新聞は、建設業が23.1%、製造業が16.7%、卸・小売業が6.7%、サービス業が12.1%であった。折り込みチラシは、建設業が7.7%、卸・小売業が26.7%、サービス業が12.1%であったが、製造業では0.0%という結果になった。TVCMは、建設業が7.7%、製造業が10.0%、卸・小売業が6.7%、サービス業が9.1%と業種間の差はあまり見られなかった。雑誌は、建設業が15.4%と極めて高く、製造業が3.3%、卸・小売業が6.7%、サービス業が3.0%であった。看板は、建設業と卸・小売業では0.0%となったが、製造業が3.3%、サービス業が6.1%であった。ラジオCMと街頭宣伝は業種に関わらず、0.0%であった。
創業年別に見ると(表2-6)、もっとも効果があったインターネットは、1949年以前が24.1%、1949〜1968年が33.3%、1969年以降が39.3%と創業年が新しい企業ほど効果がみられた。新聞は、1949年以前が6.9%、1949〜1968年が18.5%、1969年以降が14.3%であった。折り込みチラシは、1949年以前が13.8%、1969年以降が14.3%であったが、1949〜1968年が3.7%と低かった。TVCMは、1949年以前が6.9%、1949〜1968年が14.8%、1969年以降が3.6%であった。雑誌は、1949年以前が6.9%、1949〜1968年が7.4%、1969年以降が3.6%であった。看板は、1949年以前が0.0%であったが、1949〜1968年が7.4%、1969年以降が3.6%という結果になった。ラジオCMと街頭宣伝は創業年に関わらず、0.0%であった。