OneDriveを提出先とする課題(課題3と課題4に共通する)の注意点は、必ず投稿するファイルを保存しておくことである。投稿するファイルを改訂(=改善)した場合には、ファイル名をグループ名+投稿回数.docx(ex.コンビニ2.docx)として、課題3から課題4へ作業を積み上げることができる。
課題3.設問案〜課題2.の内容に準拠して、質問する設問とその設問の担当者を決定する。この課題からグループごとの共同作業が始まる。ただし、グループの最低人数は1人とする。
「アンケート調査」のサンプルは「アンケート調査入門」の受講者以外の代表性を持たないため、変数間関係の分析を意図した設問案を考えること!!
- 具体的な設問案を提出すること。この案でグループ分けや担当する設問の重複などを調整する。
- 原則として、回答選択肢はまだ不要であるが、小木曽が指示した場合には、課題3.の段階で回答選択肢も考えること
- ファイル名は個人作業の場合は氏名、共同作業の場合はグループ名とする。なお、グループの一部の複数の人が共同作業をする場合は、ファイル名はグループ名、設問案の末尾に担当者名を記入すること。
- 課題3.の書式:WORD文書を添付ファイルで提出する。
- 提出先:OneDrive(を開く)(>小木曽 道夫)>ファイル>アンケート調査>3設問案 またはその下の各サブフォルダ
- 課題3.設問案 の「完成版」は、各グループで質問する質問とその担当者(グループが1人の場合は不要)の一覧である。
- 選択回答設問の選択肢の「その他」を振り分け元とする自由回答を除き、濾過型設問を提出した場合には、不合格とする。なお、濾過型設問を
回避する理由と代替策は、『アンケート調査入門 2015年度版』18頁につぎのように示した。
濾過型設問には、つぎの2点の欠点がある。第1に、濾過型設問は特定の属性の回答者だけに質問するために有効回答が少なくなる。第2に、濾過型設問は、回答する必要がある回答者が回答しない、または、回答する必要がない回答者が回答してしまう、という2種類の誤回答をしやすいという欠点がある。とくに、K-SMAPYのアンケート機能を利用する場合では、回答する必要がない振り分け先設問に回答できなくする機能や、矢印直線を用いて振り分け元設問と振り分け先設問との関係を誘導する機能がないために、濾過型設問を使用すると回答者が誤回答する危険が高くなる。したがって、K-SMAPYのアンケート機能を利用する場合では濾過型設問を使用しない方が良い。そこで、K-SMAPYのアンケート機能を利用する場合で、特定の属性の回答者が実質的に非該当となる質問をする場合には、濾過型設問を使用せずに、当該の設問に非該当回答選択肢をつくる必要がある。
- 提出した課題3.へのコメントは、提出したファイル名の冒頭に「re_」を加えたファイルをOneDriveに投稿する。
- 「課題4.設問の作成へ進んでください」という指示は、OneDriveに提出した課題3へのコメントによって指示する。
- 課題3.の締切:未定
課題4.設問の作成
〜受講者全員で1つの調査票を作成する。グループ(または必要に応じてグループ内部で設問を分担するチーム分けをして、チーム)ごとに分担した設問を作成する。課題4.までを前期中に完了させる予定である。
※課題4.は受講者が設問案を提出→教員が添削・プリテストの実施→ 受講者が設問案を改善して再提出、という作業を繰り返して、調査票を作成していく。したがって、ひとつ設問ができればそのつど提出すること。また、OneDriveにファイルをアップロードしておくと、グループの他のメンバーとファイルを共有できるため、提出用ではない作業中のファイルをOneDriveにアップロードしても減点しない。
※『アンケート調査入門2015.pdf』pp.24-6「4−8 K-SMAPYのアンケート機能を用いた調査票の作成」を参照
- 受講者全員での変数(設問)の上限はK-SMAPYのアンケート機能の設問数の上限(100)とするが、回答者の負担を考慮すると設問の合計は30程度が望ましい。
- 回答選択肢数は、回答者の負担を考慮し、50未満が望ましい。
- グループごとの設問数の上限を数えるうえでは、回答選択肢が同一の順序尺度は1設問と数える。
- 回答選択肢の文字数の上限は、【(:始めすみ付き括弧)】(:終わりすみ付き括弧)と回答選択肢コード番号_を含めたSPSSの変数名の上限とするが、全角で20字未満を目安とする。
- 選択回答設問の選択肢の「その他」を振り分け元とする自由回答を除き、濾過型設問は使用することができない。
- 質問の内容によっては、実質的に非該当に相当する選択肢をつくること。
- 回答者は「無回答」にできない=いずれかの選択肢を選択しなければならないため、必要に応じて「わからない」・「該当する選択肢がない」などの回答選択肢をつくること
- 自由回答は、(単一または複数)選択回答の選択肢で「その他」を用いて振り分け、「その他」の内容を記入してもらう振り分けられた設問以外では使用しないこと。
- 提出場所:OneDrive(を開く)(>小木曽 道夫)>ファイル>アンケート調査>4設問の作成 またはその下の各サブフォルダ
- 回答者は「無回答」にできない=いずれかの選択肢を選択しなければならないため、必要に応じて「わからない」・「該当する選択肢がない」などの回答選択肢をつくること
- 順序尺度を使用する場合は、1項目が1つの設問となり、個々の設問に「1_そう思う,2_ややそう思う,3_あまりそう思わない,4_そう思わない」などと回答選択肢をつけること。
- 調査票の設問の順番は、非該当回答選択肢の回答が少なそうな順、または、関連がありそうな設問を連続させる、という原則とする。1.コンビニ、2.学食、3.読書時間、4.プロ野球、とする。
- 性別、生活充実度などのフェイス・シート(=残余範疇)の設問は、調整のうえ、小木曽が作成する。調整のうえとは、2010年度は「アルバイトの有無」はフェイス・シートとしたが、2011年度はフェイス・シートではないと分類することをさす。
- なお、プリテストを通じて、質問文や回答選択肢を訂正する必要が生じた場合には、当該の設問だけを、どこを訂正するのかわかるように投稿すること。
- 2015年度はフェイス・シートで出身地を設ける。
小木曽
1
出身地
あなたが高校を卒業したときの住所はどこでしたか。ひとつだけ選んでください。
必須
単一回答
1_北海道,2_東北,3_群馬・栃木・茨城,4_埼玉,5_千葉,6_東京,7_神奈川,8_中部,9_近畿,10_中国,11_四国,12_九州,13_沖縄,14_外国
- 課題4.の書式:
- ファイルの書式はWORD文書
- ファイル名は、氏名、または、グループ名
- 個人作業の場合は、氏名_提出回数.docx(例えば、姓が小木曽で2回目の提出の場合は小木曽_2.docx)
- グループ作業の場合は、グループ名_提出回数.docx(例えば、グループ名が「髪型」で3回目の提出とすれば、髪型_3.docx)。
- 個々の設問ごとの内容は、
- 1.グループ名または担当者名
- 2.自分たちのグループのなかでの設問番号
- 3. 変数ラベル (複数回答の場合には、多重回答グループラベル)
- 4.質問文
- 5.必須か任意かの区別
- 6.単一回答・複数回答・自由回答の区別
- 7.当該の質問文に対する「,(半角カンマ)」で区切った半角の変数値_(半角のアンダーバー)回答選択肢(※上限は40バイト)、である。
- 回答選択肢を区切る「,(半角カンマ)」の前後にブランクを入れないこと。
- 回答選択肢の順番を変更する可能性がある場合には、個々の「,(半角カンマ)」で区切った半角の変数値_(半角のアンダーバー)回答選択肢 を改行しても構わない。
- 分担の記名方法は
- 個人作業の場合は先頭行に氏名
- グループ作業の場合で・かつ・提出した設問すべてがグループ全員の共同分担である場合は先頭行にグループ名
- グループ作業の場合で・かつ・グループの一部の人の分担である場合は個々の質問文の先頭に担当者名を
入力する。
- 課題4.へのコメントは、提出した添付ファイルにコメントをつけて返信する。
- 《暫定的完成》というコメントがあれば、他の設問の優先順位を上げる。
- 表記の統一については、表2を参照。
- なお、プリテストへは添削済みの質問文および回答選択肢を採用する。
- 前回提出した課題または前回提出した課題の《》内の修正版で完成した場合には、新たに作成または修正した課題だけを提出するか、または、完成した質問文および回答選択肢それぞれの末尾に【完成】と入力しておくこと。
表2 表記の統一
原則として、副詞はかな表記とする。 |
原則として、数字とアルファベットは半角とする。 |
単一回答には、「ひとつだけ選んでください」と書く。 |
複数回答には、「つぎのなかからすべて選択してください」と書く。 |
前問の回答選択肢の「その他」を受けた自由回答は、「前問で「その他」と回答した方はその○×を書いてください」と質問する。 |
統一前 | 統一後 |
次 | つぎ |
中から | なかから |
【見本】
テニス
設問1
好きな男子テニス・プレーヤー
あなたが好きな選手をすべて選んでください。
必須
複数回答
1_ノバク・ジョコビッチ,(中略),20_エルネスツ・ガルビス,21_その他
通学
設問1
居住地
あなたはどこから國學院大學(以下、「大学」と称す)に通学していますか。ひとつだけ選んでください。
必須
単一回答
1_東急田園都市線沿線,2_東武伊勢崎・日光線沿線(後略)
食生活
設問2
体調
あなたの最近の体調はいかがですか。ひとつだけ選んでください。
必須
単一回答
1_良い,2_どちらとも言えない,3_悪い
読書
設問1
小説の読書量
あなたは小説をどの程度読んでいますか。ひとつだけ選んでください。
必須
単一回答
1_まったく読まない,2_今まで数冊読んだことがある(後略)
野球
設問1
ファイターズが好きか
あなたは北海道日本ハムファイターズが好きですか。ひとつだけ選んでください。
必須
単一回答
1_嫌いである,2_好きでも嫌いでもない,3_わりと好きである,4_熱烈なファンである
野球
設問2
札幌ドームでの観戦経験
あなたは札幌ドームにプロ野球の試合を観戦に行ったことがありますか。ひとつだけ選んでください。
必須
単一回答
1_ない,2_今まで数回行ったことがある,(中略),?_月に1回以上行く
課題5.プリテストへの回答:課題5.プリテストへの回答の詳細は、K-SMAPYで指示する。
プリテストの調査票(html)は随時、素データ(sav)は設問番号が確定した後に随時、K-SMAPYの教材にアップロードする。
必須ではない課題.単一回答のアフター・コーディングと多重回答の処理〜単一回答の場合は多重回答の複数二値方式の2値データ方式に準じる回答選択肢のカテゴリー数分の列=変数を1変数に統合し、かつ、回答選択肢をアフター・コーディングする。多重回答の場合は、回答選択肢の数の新変数を定義する。
※『アンケート調査入門2015.pdf』pp37-9「6−4 K-SMAPYのアンケート機能を利用したデータの整理」参照
- 書式の凡例:[]で囲まれていない文字列はSPSSのコマンド、キーワード、変数名などを示し、[]内は概念を示すため[]は入力してはならない。
【単一回答の書式】
compute q[設問番号]=0.
if (【設問[設問番号]】_[最初の回答選択肢]=1) q[設問番号]=[変数値の最小値].
・
・
if (【設問[設問番号]】_[最後の回答選択肢]=1) q[設問番号]=[変数値の最大値].
【複数回答の書式】
do repeat x=q[設問番号]01 to q[設問番号][変数値の最大値].
compute x=0.
if (【設問[設問番号]】_[最初の回答選択肢]=1) q[設問番号]01=1.
・
・
if (【設問[設問番号]】_[最後の回答選択肢]=1) q[設問番号][変数値の最大値]=1.
end repeat.
【複数回答の見本(設問番号=11)】
do repeat x=q801 to q831.
compute x=0.
if (【設問8】1_月刊少年マガジン=1) q801=1.
if (【設問8】2_週刊少年マガジン=1) q802=1.
if (【設問8】3_週刊少年ジャンプ=1) q803=1.
(中略)
if (【設問8】29_BE・LOVE=1) q829=1.
if (【設問8】30_その他=1) q830=1.
if (【設問8】31_漫画雑誌を読んでいない=1) q831=1.
end repeat.
課題6.変数ラベルと変数値ラベル(SPSSシンタックスの作成)
※『アンケート調査入門2015.pdf』p40「6−5 変数ラベルと変数値ラベル」参照
- 提出場所:OneDrive(を開く)(>小木曽 道夫)>ファイル>アンケート調査>6ラベル
- 課題6.の提出方法:WORD文書、または、SPSSシンタックス(*.sps)を添付ファイルで提出する。
- 課題6.の添削結果は、K-SMAPYの教材にアップロードするアンケート調査2016.spsを参照。このファイル名は実際にSPSSでのデータ定義などを行うファイルとなるので、必要に応じて上書き保存すること。
- 課題6.は原案を作成する段階までを課題とし、シンタックス・エラーをなくす段階までは課題とはしない。
- variable labelsおよびvalue labelsでは、ラベル中に「'」を使用できない。
- 設問番号は、OneDriveの(>小木曽 道夫)>ファイル>アンケート調査> の「設問リスト2016.xlsx」に準拠すること。
- 単一回答の場合は、「q」の後に「設問番号」をつけると変数名に、「変数ラベル」の末尾に「(設問[設問番号])」を付け加えて、「'」(シングル・クォーテーション)でくくると「変数ラベル」となる。
- 単一回答の変数値ラベルの先頭には、「変数値_」をつける。
- 複数回答の場合は、「q」の後に「設問番号」と2桁の変数値をつけると変数名に、「回答選択肢」を「'」(シングル・クォーテーション)でくくると「変数ラベル」となる。複数回答の変数ラベルの先頭には、「変数値_」をつける。なお、複数回答の場合は、変数値ラベルは不要である。
- 課題6.の書式:[]で囲まれていない文字列はSPSSのコマンド、キーワード、変数名などを示し、[]内は概念を示すため[]は入力してはならない。なお、複数回答の場合は変数値ラベルは不要である。
variable labels [変数名]'[変数ラベル]' /[変数名]'[変数ラベル]' /・・・・.
value labels [変数名] [変数値1]'[変数値ラベル1]' [変数値2]'[変数値ラベル2]'・・・・.
【単一回答の見本(設問番号=1)】
Variable Labels q1'よく利用するコンビニ'
/q2'おにぎりが最もおいしいコンビニ’.
Value Labels q1 1'1_セブンイレブン' 2'2_ファミリーマート' 3'3_ローソン' 4'4_ミニストップ' 5'5_ココストア' 6'6_サークルKサンクス' 7'7_セイコーマート' 8'8_デイリーヤマザキ' 9'9_ポプラ' 10'10_SAVE ON' 11'11_コミュニティストア' 12'12_こだわりなし' 13'13_コンビニを利用しない'
【単一回答の見本(設問番号=15)】
Variable Labels q15'和の利用'.
value labels q15 1'1_いつも利用する' 2'2_週に2、3回は利用する' 3'3_週に1回ほど利用する' 4'4_ほとんど利用しない' 5'5_利用したことがない'.
【単一回答の見本(設問番号=35)】
Variable Labels q35'好きな球団'.
Value Labels q35 1'1_福岡ソフトバンクホークス' 2'2_北海道日本ハムファイターズ' 3'3_千葉ロッテマリーンズ' 4'4_埼玉西武ライオンズ' 5'5_オリックス・バッファローズ' 6'6_東北楽天ゴールデンイーグルス' 7'7_東京ヤクルトスワローズ' 8'8_読売ジャイアンツ' 9'9_阪神タイガース' 10'10_広島東洋カープ' 11'11_中日ドラゴンズ' 12'12_横浜DeNAベイスターズ' 13'13_日本プロ野球で好きな球団はない'.
【複数回答の見本(設問番号=29)】
variable labels q2901'1_小説' /q2902'2_社会科学'
/q2903'3_自然科学' /q2904'4_ライトノベル' /q2905'5_漫画'
/q2906'6_雑誌' /q2907'7_その他' /q2908'8_本を読まない'.
【複数回答の見本(設問番号=36)】
Variable Labels q3601'1_福岡ソフトバンクホークス' /q3602'2_北海道日本ハムファイターズ' /q3603'3_千葉ロッテマリーンズ' /q3604'4_埼玉西武ライオンズ' /q3605'5_オリックス・バッファローズ' /q3606'6_東北楽天ゴールデンイーグルス' /q3607'7_東京ヤクルトスワローズ' /q3608'8_読売ジャイアンツ' /q3609'9_阪神タイガース' /q3610'10_広島東洋カープ' /q3611'11_中日ドラゴンズ' /q3612'12_横浜DeNAベイスターズ' /q3613'13_日本プロ野球で好きな球団はない'.
※前期授業終了より前に課題6.まで終了した場合には、課題7.開始までは出席免除とするが、課題5.プリテストへの回答は課す。
「アンケート調査入門」月4限 の課題
実査:「アンケート調査」で実施するアンケート調査への回答
- 回答期間:調査実施期間は1年生の後期履修登録締切日の翌日から1週間程度とする予定なので2016年10月3日(月)〜10月9日(日)
- K-SMAPYのメニューの左側の[授業ごとのお知らせ]をクリックして、授業一覧を表示すると、[ナビゲーション]の[アンケート調査入門]列のアンケートのセルの背景色が赤く反転しているところをクリックすると、アンケート一覧が表示される。[このアンケートに回答する]ボタンをクリックすると、当該のアンケートに回答することができる。
「アンケート調査」月5限 後期の課題
- 後期のテキスト:SPSSの使い方(を開く)
- 後期の教材:K-SMAPYの教材から全員がアンケート調査2016.sav, アンケート調査2016.sps, qa2016.html(調査票と単純集計), sex.html(性別クロス集計表), circle.html(課外活動別クロス集計表), origin.html(出身地別クロス集計表), resident.html(居住形態別クロス集計表), contents.html(目次), report.html(報告書雛形) を、
学食グループはgakushoku.html, 読書時間グループはreadingt.html, プロ野球グループはbaseball.html, npb.html, プロ野球2016作業用.xlsx をダウンロードする。
- 課題7〜課題9は、SPSSを起動(を開く)し、アンケート調査2016.savを開く。
課題7.集計: まず、単純集計(FREQUENCIES)(を開く)、多重回答 (MULT RESPONSE)(を開く)、クロス集計(CROSSTABS)とχ二乗値検定(を開く)まで行う。
課題8.自分が分担した設問のクロス集計とχ二乗値検定
- K-SMAPYの[リポート]の[課題8]に当該のクロス表とχ二乗値検定を選択して、エクセル書式でエクスポート(を開く)し、そのファイルを添付して提出する。
課題9.分析: 記述統計(DISCRIMINANT)、平均値の差 (MEANS)、相関分析 (CORRELATIONS)、因子分析(FACTOR)、回帰分析(REGRESSION)の順で行う予定であるが、課題10.がひと段落してから、12月5日に、まず、相関分析 (CORRELATIONS)と因子分析(FACTOR)を実施する。
必須ではない課題.詳細分析(作図表を含む。なお、作図表の詳細については、小木曽道夫著(2012)『SPSSによるやさしいアンケート分析 第2版』オーム社、定価(本体2400円【税別】)参照)
- 単純集計と基礎クロス集計表は、「和は利用していない」などの実質的な非該当を除去していないため、実質的な非該当選択肢を集計・分析から除去したい場合には、その変数値を欠損値宣言して集計・分析する詳細分析と作表が必要となる。
- 詳細分析で基礎クロス集計表以外のクロス集計を行い、エクセルで編集する場合には、【クロス集計表をエクセルで加工する方法】(を開く)を参照。
課題10.レポート〜調査報告書の原稿となるレポートの執筆:
- 締切りは2017年1月23日(月)
- 執筆分担は(原則として)自分または自分たちが担当した設問についての集計・分析を担当する。
- グループの場合は、ひとりひとりが別ファイルを提出する単独執筆でも、ひとつのファイルを複数名の連名で執筆する共同執筆でも可。
- ※OneDrive(を開く)の(>小木曽 道夫)>ファイル>アンケート調査>草稿 を利用すると作業中のファイルを容易に共有
したり、草稿を添削してもらうことができる。
(12月11日時点で、OneDriveのあるフォルダにすでにアップロード済みの同一のファイル名のファイルをアップロードすることができないため、)report.htmlではなく自分の姓、または、版番号を付加するなど適切なファイル名をつけてアップロードすること。なお、添削済みのファイルは(リンクの関係上、)提出したファイルと同一のファイル名でOneDriveの>アンケート調査>草稿 に返却するので、添削済みのファイルを上書き保存して、執筆を再開し、添削済みの古いファイルを削除してから新しいファイルを提出する。(提出したファイルは、もとのファイル名に「_月日」を付加してファイル名を変えておく。)
- 提出先K-SMAPYの[リポート]の[file1]以下。提出するファイルが1つであれば[file1]に提出し、2つめのファイルは[file2]、以降[file「n」]に提出すること。なお、4つめ以降のファイルの提出期限は保留とする。
- 章構成・執筆分担(案)はK-SMAPYの「教材」に contents.html というファイル名でアップロードする。
- 執筆要綱(総論版)
- Web版の報告書は、左側に本文、右側に図表・調査票を表示するフレーム構造をとるため、本文と図表とは別ファイルで提出する。ただし、単純集計と性別クロス集計など基礎クロス集計表は作表する必要がない。
- 報告書の章構成は、設問番号順に、各グループをひとつの章とする。
- 原則として、報告書の節構成は各設問とする。例:1-1.一番利用頻度の高いコンビニチェーン(設問1)
- 原則として、各節の構成は、質問文、単純集計、性別クロス集計、の順とする。
- 単純集計、および、性別クロス集計の記述は、選択肢の順番に記述するか、または、必要に応じて、「回答が多かった順に」などと明記したうえで、相対度数=回答が多い順に並べ替えて記述する。
- 質問文および回答選択肢は「」でくくる。例:「1_ココストア」が0.0%
- 回答選択肢には、回答選択肢の番号をつける。例:「1_ココストア」
- 自由回答の設問は、
- 度数分布をとって
- 実質的に同一の回答(ex.:「うどん」、「うどん類」、「かけうどん」)は1カテゴリーにRECODEするか、または、暗算で%(相対度数)を計算し、
- %(相対度数)が1%や2%という下限を決めて、%(相対度数)の下限よりも回答頻度が高い回答について記述する。
- ただし、自由回答が少ない場合には、記述を省略したり、%(相対度数)の下限を設定しなくとも=すべての自由回答について言及しても構わない。
- 本文の添付ファイル名は、
- 単独執筆の場合はアルファベット小文字の姓とする(ex.:小木曽道夫ならばogiso.html)。ただし、同姓の人がいる場合にはアルファベット小文字の名とする(ex.:asumi.html,masami.html)
- 共同執筆の場合はグループ名、または、"q"+"設問番号"(+"連番")などとする。(ex.:設問8ならばq8.html)
- 提出するレポートの書式はなるべくHTML書式とする。
- (必須ではない課題.詳細分析の結果の)表の書式は、原則として冗長なSPANエレメントがないHTML書式とし、Excelブックなど冗長なSPANエレメントが付加されてしまうことが予測される書式で提出した場合には(少し)減点する。表の添付ファイル名は、アルファベット小文字の姓+連番とする(ex.:小木曽道夫の自分が分担した部分の3番目の表ファイルならばogiso3.html)。
- (必須ではない課題.詳細分析の結果の)グラフなどの図の書式は、原則として冗長なSPANエレメントがないHTML書式+gifまたはjpg書式とする。図の添付ファイル名は、アルファベット小文字の姓+連番とする(ex.:小木曽道夫の自分が分担した部分の4番目の図ファイルならばogiso4.htmlおよびogiso4.gif)。なお、グラフの作成方法については授業時に指示する。
- 執筆要綱(HTML版):report.htmlを雛形として(メモ帳などの)テキスト・エディタを使用した場合の執筆方法
※インターネット上で公表する調査報告書は、index.htmlにより左側のフレームのtarget=をtext、右側のフレームのtarget=をtableとするフレーム構造とタイトルを定義する。
- 【ダウンロード先】K-SMAPYの「教材」にアップロードしたindex.html(フレーム定義)、report.html(報告書の雛型)、contents.html(目次)、qa2016.html(調査票と単純集計)、および、sex.html(性別クロス集計表)など基礎クロス集計表を、同一のフォルダにダウンロードすることによって、コピー&ペーストを活用して正確かつ楽に報告書を執筆することができる。
- 前述したファイルを同一のフォルダにダウンロードして、当該のフォルダを「コンピューター」(explorer.exe)で開き、index.htmlをダブルクリックすると、報告書のフレーム構造で作業することができる。
- 【report.htmlの活用】report.htmlというファイルを、半角姓ローマ字のファイル名(contents.html参照)に変更(またはコピー&ペーストしたのち変更)して、課題レポートとなる報告書の原稿を執筆する。
- 【テキスト・エディタの起動】コンピュータ教室では、Internet Explorerを起動して、当該の画面を右クリックして、ドロップダウン・リストの[ソースの表示]を選択するとテキスト・エディタが起動する。
- 【アンカー name=
の参照】report.html中の「?」は設問を示すため、自分が担当した設問の番号に置換すると、右側のフレーム(target="table")に単純集計やクロス集計表を表示することができるようになる。「@」は章(-節)の番号を示すため、そのままで構わない。
- 【質問文】report.html中の「設問?は「」と質問した」の「」内に、qa2016.htmlから当該の質問文をコピーして、ペーストする。
- 【単純集計】report.html中の「【単純集計】の結果は、」のあとに単純集計結果について記述する。これもqa2016.htmlから、回答選択肢と度数分布をコピー&ペーストすると正確・高速に記述することができる。
- 【クロス集計】クロス集計結果についての記述は、性別クロス集計は全員必須で、その他の基礎クロス集計については、必要に応じて言及する。なお、クロス集計についてのレポートの執筆と、課題8.とはセットである。クロス集計結果についての記述も、sex.html(性別クロス集計表)などからコピー&ペーストすると正確・高速に記述することができる。
- 提出するレポートの本文には、図表を参照するリンクを張ることが望ましい。
- 【クロス集計表のアンカー name】基礎クロス集計表の各表には、設問1ならば「a name="#q1"」と、設問を示す「q」+「設問番号」を名前付けしている。詳細分析クロス集計表の各表には、設問16と設問15のクロス集計表ならば「a name="#q16q15"」と「q」+「表側変数設問番号」+「q」+「表頭変数設問番号」と名前付けしたものがある。
※後期授業終了より前に課題10.レポートまで終了した場合には、出席免除とする。
※「アンケート調査」のために収集したデータの学術目的使用について
情報保護誓約書「第1条「アンケート調査」または「アンケート調査実習A・B」のために収集した調査データを、「演習T」「演習U」「演習V」「演習W」などの他の科目を含むところの学術目的以外には使用いたしません。かつ、「アンケート調査」の調査報告書以外で当該の調査データを使用する場合には、その出典を明記致します」に同意した「アンケート調査」受講者は、例えば「演習W」ゼミ卒業論文で「アンケート調査」のために収集したデータを使用する場合には、2015年度の場合では、つぎのように明記する必要がある。
第?章第?節第?項 データの収集
「通学、食生活、野球、テニス、通信端末と読書についての調査」(以下、「本調査」と称す)は、國學院大學経済学部の2015年度 月曜日3時限開講の「アンケート調査」のために実施した。本調査の対象は、2015年度後期 月曜日5時限開講の「アンケート調査入門」の受講者205人である。K-SMAPY(Kokugakuin university Supporting system for Making Academic Plans and Yearly schedule)のアンケート機能を利用した「インターネット集合調査」により、2015年9月24日 11:30〜2014年9月30日 23:59の期間で登録者205人を対象とした調査を実施し、188人から有効回答を得て、有効回答率は91.7%であった。
【参考文献】
國學院大學 経済学部 2015年度「アンケート調査」(2016/3/20 公表)『通学、食生活、野球、テニス、通信端末と読書についての調査』http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/2015/index.html
2016年度の場合では、つぎのように明記する必要がある。
第?章第?節第?項 データの収集
「コンビニ、学食、読書時間とプロ野球についての調査」(以下、「本調査」と称す)は、國學院大學経済学部の2016年度 月曜日5時限開講の「アンケート調査」のために実施した。本調査の対象は、2016年度後期 月曜日4時限開講の「アンケート調査入門」の受講者434人である。K-SMAPY(Kokugakuin university Supporting system for Making Academic Plans and Yearly schedule)のアンケート機能を利用した「インターネット集合調査」により、2016年10月2日 12:50〜2016年10月9日 23:59の期間で登録者434人を対象とした調査を実施し、329人から有効回答を得て、有効回答率は75.8%であった。
【参考文献】
國學院大學 経済学部 2016年度「アンケート調査」(2017/?/? 公表)『コンビニ、学食、読書時間とプロ野球についての調査』http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/2016/index.html
アンケート調査の結果に基づく文章と表は、その表現が定型化される。したがって、単純集計や基礎クロス集計についての文章や表は、「アンケート調査」報告書で公表した文章や表をコピー&ペーストすると正確かつ高速に文章と表を作成することができる。