『国家神道再考』合評会(開催要項)
阪本是丸編『国家神道再考-祭政一致国家の形成と展開-』(弘文堂)についての合評会を行う。様々な分野の研究者に忌憚の無い御批評をいただいた上で、当論文集執筆者各人が責任を持って応答する。さらに、国家神道に関心の深い研究者にも広く参加を呼び掛けることにより、活発な意見交換の場としたい。
- 日時:
平成19(2007)年3月3日(土) 13時00分から18時00分
- 会場:
國學院大學渋谷キャンパス120周年記念館1号館1303教室
- 評者1(以下敬称略):
遠藤潤(國學院大學日本文化研究所助手) 宗教学、日本宗教史・思想史(近世・近代)
- 評者2:
高橋陽一(武蔵野美術大学教授) 教育学、日本教育史(宗教教育、国学)
- 評者3:
小島伸之(國學院大學栃木短期大学非常勤講師) 社会学、日本近代宗教史
- 評者4:
畔上直樹(首都大学東京助手) 歴史学、日本近代史
- 評者5:
川瀬貴也(京都府立大学助教授) 宗教学、日韓近代宗教史
- 司会:
藤田大誠(國學院大學21世紀研究教育計画ポスドク研究員・國學院大學日本文化研究所兼任講師) 藤本頼生(神社本庁教学研究所録事・國學院大學日本文化研究所共同研究員)
- 対象となる各論文と執筆者:
阪本是丸編『国家神道再考-祭政一致国家の形成と展開-』 (弘文堂)
- 西岡和彦「神籬磐境考-垂加神道の祭政一致観-」
- 松本丘「近世に於ける祭政一致思想の展開-垂加神道より水戸学へ-」
- 中野裕三「近代神宮への道程-御巫清直の思想と古儀復興-」
- 星野光樹「幕末維新期における祭政一致観-会沢正志斎と国学者をめぐって-」
- 中村聡「国学者における教化思想の諸相-浦上キリシタン問題と「教」の可能性-」
- 河村忠伸「上地事業における境内外区別」
- 戸浪裕之「明治八年大教院の解散と島地黙雷」
- 齊藤智朗「帝国憲法成立期における祭教分離論」
- 藤本頼生「明治末期における神社整理と井上友一-内務官僚と「神社中心説」をめぐって-」
- 宮本誉士「国家的神道と国民道徳論の交錯-加藤玄智の「国体神道」の意味-」
- 藤田大誠「国家神道体制成立以降の祭政一致論-神祇特別官衙設置運動をめぐって-」
『国家神道再考』合評会 当日のスケジュール
開催趣旨説明(13:00~13:10)(司会=藤田大誠)
第1部(13:10~14:30)(司会=藤田大誠)
評者1=遠藤潤(國學院大學日本文化研究所助手)13:10~13:30
- 西岡和彦「神籬磐境考-垂加神道の祭政一致観-」
- 松本丘「近世に於ける祭政一致思想の展開-垂加神道より水戸学へ-」
- 中野裕三「近代神宮への道程-御巫清直の思想と古儀復興-」
評者2=高橋陽一(武蔵野美術大学教授)13:30~13:50
- 星野光樹「幕末維新期における祭政一致観-会沢正志斎と国学者をめぐって-」
- 中村聡「国学者における教化思想の諸相-浦上キリシタン問題と「教」の可能性-」
執筆者リプライと討議 13:50~14:30
第2部(14:45~16:05)(司会=藤田大誠)
評者3=小島伸之(國學院大學栃木短期大学非常勤講師)14:45~15:05
- 河村忠伸「上地事業における境内外区別」
- 戸浪裕之「明治八年大教院の解散と島地黙雷」
評者4=畔上直樹(首都大学東京助手)15:05~15:25
- 齊藤智朗「帝国憲法成立期における祭教分離論」
- 藤本頼生「明治末期における神社整理と井上友一-内務官僚と「神社中心説」をめぐって-」
執筆者リプライと討議 15:25~16:05
第3部(16:20~18:00)(司会=藤本頼生)
評者5=川瀬貴也(京都府立大学助教授)16:20~16:40
- 宮本誉士「国家的神道と国民道徳論の交錯-加藤玄智の「国体神道」の意味-」
- 藤田大誠「国家神道体制成立以降の祭政一致論-神祇特別官衙設置運動をめぐって-」
執筆者リプライと討議 16:40~17:00
総合討議「国家神道研究の課題と展望」(17:00~18:00)
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