2023年度第5回日本文化研究所研究会開催のお知らせ
日本文化研究所は、3月12日に第5回日本文化研究所研究会「近代日本における儀礼空間の形成過程―昭和初期東京における天皇儀礼と仏教儀礼の比較を通じて―」を開催いたします。
日時:3月12日(火)15:00~17:30
開催方式:対面+Zoomを用いたオンライン開催。対面での開催の会場は、國學院大學渋谷キャンパスAMC棟5F、会議室06。
研究会:「近代日本における儀礼空間の形成過程―昭和初期東京における天皇儀礼と仏教儀礼の比較を通じて―」
発表者1:長谷川香(東京藝術大学講師)「昭和初期における天皇制の儀礼空間―昭和大礼東京市奉祝会(昭和3年)と帝都復興祭(昭和5年)を中心に―」
発表者2:武井謙悟(日本文化研究所ポスドク研究員)「昭和初期における仏教の儀礼空間―大雄山最乗寺帝都巡錫(昭和5年)を中心に―」
コメント:大道晴香(國學院大學助教)
発表要旨: 本研究会では、同時期に東京を舞台として開催された、天皇制にまつわる二つの儀礼と曹洞宗寺院最乗寺による出開帳「帝都巡錫」の比較を通じて、都市の儀礼空間の形成過程を検討する。両者の共通点は、天皇や尊像・僧侶が東京市内を移動しつつ、各地で儀礼を行う点にあるが、「経路の準備」・「経路の実態」・「メディアによる伝播」などを比較し、「公的」な天皇制儀礼と「私的」な仏教儀礼の差異や共通点を考えてみたい。発表後、メディアによる表象、ツーリズムなど幅広い観点から宗教文化を研究する大道晴香氏がコメントを行う。
参加希望の方は、3月10日(日)までに、以下のフォームからお申し込みください。
締切後、ご回答頂いたメールアドレスに、研究会のZoomセッションへのリンクをお送りします。
主催:國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所
※なお、記録のためにZoomセッションを録画させて頂きます。ご了承ください。