2025年度第2回日本文化研究所研究会開催のお知らせ
日本文化研究所は、10月18日に第2回日本文化研究所研究会「宗教者の家族にみる寺院・神社運営の実態―近現代日本における役割と変化―」を開催いたします。
日時: 10月18日(土)15:00~17:30
開催方式: ハイブリッド
対面:國學院大學渋谷キャンパスAMC棟5F会議室06
オンライン:Zoom
発表者と発表題目:
・丹羽宣子(立教大学助教、日本文化研究所共同研究員)「“家族経営型寺院”の現在地」
・牧田小有玲(日本文化研究所研究補助員)「地方神社にみる女性の関与とその社会的定位」
・髙田彩(日本文化研究所客員研究員)「宗教者の家族労働と女性の主体性―武州御嶽山の宿坊を事例に―」
コメンテーター:
・工藤万里江先生(立教大学兼任講師)
趣旨:
本研究会では、「宗教者の家族」に着目し、近現代における寺院や神社の運営の実態を再考することを目的とする。一部の大型社寺を除いて、地域社会における寺院や神社などの多くは、その運営が家族単位で行われることが一般的であり、僧侶や神職などの宗教者の家族は、宗教活動と日常生活の両面で密接に関わりあってきた。
従来の研究では、宗教者の妻を夫の補佐的存在として描く傾向が強く、夫婦間の役割分担が固定的に理解されてきた。しかし、現場ではそのような画一的な視点では捉えきれない、多様で柔軟な家族の関わり方が展開されていると考えられる。
本研究会では、寺院や神社の運営における家族構成員の具体的な労働実態や役割分担に注目し、現代社会における宗教者の家族の実像を描き出すことを目指す。また、宗教を取り巻く環境の変化がこうした家族の在り方にどのような影響を与えているかについても検討を加える。
参加希望の方は、10月16日(木)までに、下記のフォームからお申し込み下さい。
※なお、ZoomのURLは対面参加をお申込の方にもお送りします。対面かオンラインかで参加を迷われている方は、ひとまず対面でお申し込み頂ければと思います。
主催:國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所
※なお、記録のためにZoomセッションを録画させて頂きます。ご了承ください。