令和7(2025)年度国際研究フォーラム「日本/宗教をとらえなおす――ウチとソトを越えて」
Reconsidering “Japan”/“Religion”: Beyond Insider/Outsider Dichotomies
日時 | 2025年12月13日(土)13:00~17:30 開場・受付開始は12:30 |
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会場 | 國學院大學渋谷キャンパス 総合学修館(6号館)6B13教室 |
開催形式 | 対面とZoomのハイブリッド |
主催 | 國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所 |
使用言語 | 日本語 |
報告者・題目 | ケイト・ナカイ氏 Nakai, Kate Wildman(上智大学名誉教授) 「「海外」と「国内」:日本宗教研究の交差とずれ」 |
ヤニス・ガイタニディス氏 Gaitanidis, Ioannis(千葉大学准教授) 「日本宗教、日本の宗教、日本と宗教:「日本」と「宗教」をめぐる多様な本質主義をどう乗り越えるか」 |
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ジョリオン・トーマス氏 Thomas, Jolyon(ペンシルベニア大学准教授) 「「文化」とは何か?戦後宗教学における「日本」概念を再考する」 |
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コメンテーター | 林 淳氏 Hayashi, Makoto(東洋大学客員研究員) |
問芝 志保氏 Toishiba, Shiho(東北大学准教授) |
※参加費無料。
参加をご希望の方は、下記[申込フォーム]より、12月7日(日)までにお申し込みください。
[申込フォーム]
【趣旨】
日本文化研究所は、日本の宗教と文化を研究する研究機関として、一九五五年に設立された。その後研究開発推進機構下の一機関として改組され、現在に至るが、設立当初から一貫して、研究に際して国際比較の視点を持つことが意識されてきた。設立に際して、日本文化の特質を明らかにするという目的が掲げられたが、それは異なる文化との比較研究において、共通性や特異性を検討することによってなされる、と述べられていたのである。
折しも二〇二五年は日本文化研究所が設立されてから七〇年という節目の年となるが、この間、日本の宗教と文化に関する研究は、日本国内外において様々に展開されてきた。本フォーラムでは、日本文化研究所における研究蓄積にも目を向けながら、「日本の宗教」がどのように研究され、教えられているか、あるいは「日本と宗教」の関係がどのように捉えられてきたか、日本語圏・英語圏での研究教育状況、また両者間における翻訳の営みなどを参照しながら考えたい。
加えて、今この問題を取り上げるのであれば、単に日本人が「日本」についての正しい知識を外国人に教える、あるいは外国人が「宗教」についての正しい理解を日本人に教えるといった、一方向的なやり取りを想定するようなことがあってはならない。「日本」「宗教」そのものの枠組をも、あらためて捉え直すような議論を行いたい。
チラシ
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