第6回異同について
第6回前半 P73L1(P91L2) ~P79L2(P98L9)第6回後半 P79L3(P98L10) ~P83L19(P104L7)
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第6回の異同について、特徴的であった点を列記します。
- 「死ぬ」という言葉が「逝ぎる」へと⑤の段階で書き換えられている〈例:82、117〉。
- 「神様」という名称に付けられていた「(巫女)」という注記が③の段階で書き込まれながらも削除されている〈例:153、160、165〉。
- 義太郎のじさまの存在が想定されていたことが①、③の削除をみるとわかる〈例:104〉。
- ④までは義太郎のががに「じんぜん(甚左ヱ門)のじさま」と呼ばれていたじさまが⑤の段階で「じんぜん(甚左衛門)」の部分が削除され「じさま」とのみ呼ばれるようになる。
(→考察ページ「記号化されたじさま」参照)
- ⑤の段階で、サキの描写に大幅な書き換えがみられる〈例:163、164、169〉。
(→考察ページ「サキの年齢」参照)
- ①、③の段階でじさまが米を持ちだす場面が多く書き換えられている〈例:171、177、184〉
- その他、翻刻に関する考察
考察・覚書ページ参照。
→「「逝」のしんにょうについて」