2022年度第1回日本文化研究所研究会開催のお知らせ
日本文化研究所は、6月6日に第1回日本文化研究所研究会を開催いたします。
日時:6月6日(月)19:00~20:00
開催方式:Zoomを用いたオンライン開催
発表者:長見菜子(日本文化研究所研究補助員)
発表題目:「『古事記』「軽太子物語」の諸問題―文章表現からみる寓意性―」
発表要旨: 『古事記』允恭記にある「軽太子物語」は、主人公「木梨之軽太子」と同母妹の恋愛事情を中心に構成された物語であるが、こと整合性という観点からは多くの問題を含んでいるといえる。その一つに、〈軽箭〉〈穴穂箭〉の問題がある。軽太子が作成したと称される〈軽箭〉は、銅鏃の矢を指すと考えられているが、銅鏃は鉄鏃と比較すると実用性に劣っており、主人公が用意する武器としては不適切である。本発表では、このような文章表現がなされた理由を考察し、物語に込められた意図や背景の一端を明らかにすることを目的とする。
参加希望の方は、6月3日(金)までに、以下のフォームからお申し込みください。 締切後、ご回答頂いたメールアドレスに、研究会のZoomセッションへのリンクをお送りします。
主催:國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所
共催:國學院大學研究開発推進機構研究開発推進センター
※なお、記録のためにZoomセッションを録画させて頂きます。ご了承ください。