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小木曽道夫著(2007)『自己生産する組織〜組織の環境、公式構造、課業特性、能率、および有効性の関係』夢窓庵(全190頁)
ISBN978-4-944088-16-4 C3036 \1143E 定価(税込み1200円)
出版所:竃イ窓庵 所在地:〒167-0052 杉並区南荻窪1-33-21
電話: 03-3332-6181 (FAX): 03-3332-6182

【まえがき】
1 組織
2 自己生産
3 組織環境
4 公式構造
5 課業特性
6 能率
7 有効性
入稿ミスの正誤表

【要旨】
 組織は、組織目的に志向しての統制とこれに対する応答行為から構成されるコミュニケーションを自己生産、すなわち、自己の構成素または単位体を生産するシステムである。予測可能性の軸における継起的な情報エントロピーは、ある事象によって他の事象を予測できる程度が高ければ低くなり、理解可能性の軸における同時的な情報エントロピーは、意味するものと意味されるものとの結びつきが明確であれば低くなる。本書の理論的根拠となる第一命題は、組織のコミュニケーションにおける情報エントロピーが低ければ組織成果は高くなる、第二命題は、組織の外部環境についての情報エントロピーが低ければ有効性は高くなる、である。組織環境、公式構造、課業特性、能率、および、有効性の変数間関係についての命題は、自己生産を理論的根拠として事後解釈することができる。組織研究に自己生産理論を導入することによって、WeberやAston研究などの官僚制研究、コンティンジェンシー理論、Hawthorne研究などのリューマン・リレーションズ・アプローチ、および、職務(課業)特性モデルを統合する可能性が開けよう。

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Copyright by 2007 Ogiso, Michio

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