2021年度第3回日本文化研究所研究会開催のお知らせ

kenkyukai

日本文化研究所は、7月15日に第3回日本文化研究所研究会を開催いたします。

日時:7月15日(木)18:30~20:30

開催方式:Zoomを用いたオンライン開催

発表者:木村悠之介(日本文化研究所研究補助員)

発表題目:「水戸学の神道論における「固有」――儒教と身体性への視座をめぐる藤田東湖の位置」

発表要旨: 会沢正志斎とともに後期水戸学を代表する思想家・藤田東湖は、それまでの儒教的な普遍性を離れ、日本特殊論としての「固有」を説く国学に傾斜したと考えられてきた。しかしながら、そもそもこの「固有」という漢語は、必ずしも特殊論を含意するものではないうえに、国学との関係についても留保が必要であるように思われる。本報告では、東湖の神道論に頻出する「固有」の主張が何を目指していたのか、経書解釈も踏まえながら追いなおし、弘道館の祭神観や『弘道館記』の制定過程をはじめとする他の水戸学者・国学者の思想とも比較することで、国学への傾斜というこれまでの理解を再考したい。

参加希望の方は、7月13日(火)までに、以下のフォームからお申し込みください。 締切後、ご回答頂いたメールアドレスに、研究会のZoomセッションへのリンクをお送りします。

研究会の申し込みフォーム

研究会告知ポスターのダウンロード

主催:國學院大學研究開発推進機構日本文化研究所 ※なお、記録のためにZoomセッションを録画させて頂きます。ご了承ください。