国学院大学経済学部 2022年度「アンケート調査U」(月2限前期)・
「アンケート調査T」(月5限前期)
課題計画・兼・指示書
2022年10月3日更新
(担当)小木曽 道夫
月2限前期「アンケート調査U」 | 月5限前期「アンケート調査T」 |
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課題1.情報保護誓約書の提出 | |
課題2.調査項目案 | |
課題3.設問案 | |
課題4.設問の作成 | |
課題5.プリテストへの回答 | |
課題6.変数ラベルと変数値ラベル | |
実査:「アンケート調査U」で実施するアンケート調査への回答 | |
課題7.集計 | |
課題8.自分が分担した設問のクロス集計とχ二乗値検定 | |
課題9.分析 | |
課題10.レポート | |
詳細分析 |
「アンケート調査U」(月2限前期)、(月4限通年)、「アンケート調査T」(月5限前期) の関連
(2019年までの入学者を対象)と「アンケート調査U」(2020年からの入学者を対象)は、アンケート調査を実施して調査報告書を公表する実査科目であり、「アンケート調査T」(と2019年度まで開講していた「アンケート調査入門」)は実査科目を履修するために必要な知識を習得するための講義科目である。2021年度までは、「アンケート調査」で実施するアンケート調査の対象者を「アンケート調査入門」・「アンケート調査T」の受講者としてきた。
2022(今)年度は、「アンケート調査U」で実施するアンケート調査の対象者を「アンケート調査T」の受講者とする予定である。「アンケート調査U」で実施するアンケート調査は、課題4.で調査票が完成してからでないと開始できないため、「アンケート調査U」の実査=「アンケート調査T」の課題:「アンケート調査U」で実施するアンケート調査への回答は5月下旬頃になる見込である。
【「アンケート調査U」成績評価の方法・基準】
評価方法 | 割合 | 評価基準 |
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レポート | 61% | うち中間レポートに相当する課題4が20%、期末レポートに相当する課題10が41% |
平常点 | 39% | 授業参加に関する課題1,2,3,4,5,7,8,9の合計 |
※【全般的な注意事項】
「アンケート調査U」の課題
開講教室:813研究室
出席:出席回数の配点は無い。
課題2.調査項目案〜この課題に基づいてグループ分けを行なう。課題2.および課題3.で不合格になれば課題4.以降には進めない。
課題3.設問案〜質問する設問とその設問の担当者を決定する。この課題からグループごとの共同作業が始まる。ただし、グループの最低人数は1人とする。
「アンケート調査U&アンケート調査」のサンプルは「アンケート調査T」の受講者以外の代表性を持たないため、変数間関係の分析を意図した設問案を考えること!!
濾過型設問には、つぎの2点の欠点がある。第1に、濾過型設問は特定の属性の回答者だけに質問するために有効回答が少なくなる。第2に、濾過型設問は、回答する必要がある回答者が回答しない、または、回答する必要がない回答者が回答してしまう、という2種類の誤回答をしやすいという欠点がある。とくに、K-SMAPYUのアンケート機能を利用する場合では、回答する必要がない振り分け先設問に回答できなくする機能や、矢印直線を用いて振り分け元設問と振り分け先設問との関係を誘導する機能がないために、濾過型設問を使用すると回答者が誤回答する危険が高くなる。したがって、K-SMAPYUのアンケート機能を利用する場合では濾過型設問を使用しない方が良い。そこで、K-SMAPYUのアンケート機能を利用する場合で、特定の属性の回答者が実質的に非該当となる質問をする場合には、濾過型設問を使用せずに、当該の設問に非該当回答選択肢をつくる必要がある。
課題4.設問の作成
〜受講者全員で1つの調査票を作成する。グループごとに分担した設問を作成する。
課題4.は受講者が設問案を提出→教員が添削・プリテストの実施→受講者が設問案を改善して再提出、という作業を繰り返して、調査票を作成していく。したがって、課題4.が完成したら提出するのではなく、作成・改善した設問があればそのつど提出すること。
課題4.の未完成版で何らかの不備があったとしても、訂正した版で改善されていれば減点対象とならない。
※『アンケート調査入門2015〜2019.pdf』pp.24-6、『アンケート調査T2021.pdf』p.25の「4−8 K-SMAPYUのアンケート機能を用いた調査票の作成」を参照
シート[コメント] | シート[3&4設問] | |||
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D列[コメント] | E列[変数ラベル案] | H列[質問文案] | T列[回答選択肢案] | |
コメントの総論 | 当該の設問へのコメント | C列[変数ラベル]の改訂案 | G列[質問文]の改訂案 | K列以降[回答選択肢]の改訂案 |
コメントの総論(改善済) | 当該の設問へのコメント(改善済) | C列[変数ラベル]の改訂案(改善済) | G列[質問文]の改訂案(改善済) | K列以降[回答選択肢]の改訂案(改善済) |
原則として、副詞はかな表記とする。 | |
原則として、数字とアルファベットは半角とする。 | |
単一回答には、「1つだけ選んでください」と書く。 | |
複数回答には、「つぎのなかからすべて選択してください」と書く。 | |
前問の回答選択肢の「その他」を受けた自由回答は、「前問で「その他」と回答した方はその○×を書いてください」と質問する。 | |
統一前 | 統一後 |
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次 | つぎ |
中から | なかから |
課題5.プリテストへの回答:課題5.プリテストへの回答の詳細は、K-SMAPYUで指示する。
課題6.変数ラベルと変数値ラベル(SPSSシンタックスの作成):単一回答はvariable labels(変数ラベル)とvalue labels(変数値ラベル)、多重回答はvariable labels(変数ラベル)のみを作成する。
※SPSSの使い方の変数ラベルと変数値ラベルおよび『アンケート調査入門2015or2016or2017.pdf』p40、『アンケート調査T2020.pdf』p.38の「6−5 変数ラベルと変数値ラベル」参照
variable labels q46'課外活動団体(設問46)'.
value labels q46 1'1_体育会連合会加盟部会' 2'2_その他の体育系部会'
3'3_文化団体連合会加盟部会' 4'4_その他の学術文化系部会' 5'5_所属していない'.
または
value labels q46 1'1_体育会連合会加盟部会',2'2_その他の体育系部会',
3'3_文化団体連合会加盟部会',4'4_その他の学術文化系部会',5'5_所属していない'.
variable labels q36_1'1_福岡ソフトバンクホークス' /q36_2'2_北海道日本ハムファイターズ'
/q36_3'3_千葉ロッテマリーンズ' /q36_4'4_埼玉西武ライオンズ' /q36_5'5_オリックス・バッファローズ'
/q36_6'6_東北楽天ゴールデンイーグルス' /q36_7'7_東京ヤクルトスワローズ'
/q36_8'8_読売ジャイアンツ' /q36_9'9_阪神タイガース' /q36_10'10_広島東洋カープ'
/q36_11'11_中日ドラゴンズ' /q36_12'12_横浜DeNAベイスターズ'
/q36_13'13_日本プロ野球で好きな球団はない'.
※前期授業終了より前に課題6.まで終了した場合には、後期開始までは出席免除とするが、課題5.プリテストへの回答は課す。
実査:「アンケート調査U&アンケート調査」で実施するアンケート調査への回答 課題7.集計: 単純集計(FREQUENCIES)(を開く)を用いて、自分または自分たちが担当する設問をすくなくとも1変数選択して度数分布表を出力し、その出力を[エクスポート(を開く)する。 課題8.自分が分担した設問のクロス集計とχ二乗値検定 課題10.レポート〜調査報告書の原稿となるレポートの執筆: 課題9.分析: 記述統計(DISCRIMINANT)、平均値の差 (MEANS)、相関分析 (CORRELATIONS)、因子分析(FACTOR)、回帰分析(REGRESSION)の順で行う予定であるが、課題10.がひと段落してから、まず、相関分析 (CORRELATIONS)と因子分析(FACTOR)を実施する。 89点をとるためには必須ではない課題.詳細分析:詳細分析は課題10.に加点する形で評価する。(作図表を含む。なお、作図表の詳細については、小木曽道夫著(2012)『SPSSによるやさしいアンケート分析 第2版』オーム社、定価(本体2400円【税別】)参照)
※後期授業終了より前に課題10.レポートまで、グループ単位で終了した場合には、出席免除とする。 ※「アンケート調査」のために収集したデータの学術目的使用について 情報保護誓約書「第1条「アンケート調査」または「アンケート調査実習A・B」のために収集した調査データを、「演習T」「演習U」「演習V」「演習W」などの他の科目を含むところの学術目的以外には使用いたしません。かつ、「アンケート調査」の調査報告書以外で当該の調査データを使用する場合には、その出典を明記致します」に同意した「アンケート調査」受講者は、例えば「演習W」ゼミ卒業論文で「アンケート調査」のために収集したデータを使用する場合には、2015年度の場合では、つぎのように明記する必要がある。 2016年度の場合では、つぎのように明記する必要がある。
※インターネット上で公表する調査報告書は、index.htmlにより左側のフレームのtarget=をtext、右側のフレームのtarget=をtableとするフレーム構造とタイトルを定義する。
K-SMAPYUの[授業資料]からダウンロードするためには、当該のファイルを左クリックし、開かれた[下向き矢印]ボタンをクリックすると、[保存]ボタンが開かれる。[保存]ボタン自体をクリックしると、ホームディレクトリィに当該のファイルが保存される。[保存]ボタンの右側の「^」ボタンをクリックし「名前を付けて保存」ボタンをクリックすると、任意のネットワーク・ドライブ・フォルダに保存することができる。
第?章第?節第?項 データの収集
「通学、食生活、野球、テニス、通信端末と読書についての調査」(以下、「本調査」と称す)は、国学院大学経済学部の2015年度 月曜日3時限開講の「アンケート調査」のために実施した。本調査の対象は、2015年度後期 月曜日5時限開講の「アンケート調査入門」の受講者205人である。K-SMAPY(Kokugakuin university Supporting system for Making Academic Plans and Yearly schedule)のアンケート機能を利用した「インターネット集合調査」により、2015年9月24日 11:30〜2014年9月30日 23:59の期間で登録者205人を対象とした調査を実施し、188人から有効回答を得て、有効回答率は91.7%であった。
【参考文献】
国学院大学 経済学部 2015年度「アンケート調査」(2017/3/20 公表)『通学、食生活、野球、テニス、通信端末と読書についての調査』http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/2015/index.html第?章第?節第?項 データの収集
「コンビニ、学食、読書時間とプロ野球についての調査」(以下、「本調査」と称す)は、国学院大学経済学部の2016年度 月曜日5時限開講の「アンケート調査」のために実施した。本調査の対象は、2016年度後期 月曜日4時限開講の「アンケート調査入門」の受講者434人である。K-SMAPY(Kokugakuin university Supporting system for Making Academic Plans and Yearly schedule)のアンケート機能を利用した「インターネット集合調査」により、2016年10月2日 12:50〜2016年10月9日 23:59の期間で登録者434人を対象とした調査を実施し、329人から有効回答を得て、有効回答率は75.8%であった。
【参考文献】
国学院大学 経済学部 2016年度「アンケート調査」(2017/3/14 公表)『コンビニ、学食、読書時間とプロ野球についての調査』http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/2016/index.html
アンケート調査の結果に基づく文章と表は、その表現が定型化される。したがって、単純集計や基礎クロス集計についての文章や表は、「アンケート調査」報告書で公表した文章や表をコピー&ペーストすると正確かつ高速に文章と表を作成することができる。