国学院大学経済学部 2024年度「アンケート調査Ⅱ」(月2限前期)・
「アンケート調査Ⅰ」(月5限前期)
課題計画・兼・指示書
2024年3月20日公表→4月11日更新
、4月15日更新
、4月22日更新
、4月24日更新
、4月29日更新
、5月9日更新
、5月13日更新
、5月20日更新
、6月3日更新
、6月10日更新
、6月17日更新
、7月1日更新
、7月15日更新
「アンケート調査Ⅱ」(月2限前期)、「アンケート調査Ⅰ」(月5限前期) の関連
「アンケート調査Ⅱ」(2020年からの入学者を対象)は、アンケート調査を実施して調査報告書を公表する調査科目であり、「アンケート調査Ⅰ」は調査科目を履修するために必要な知識を習得するための講義科目である。2024(今)年度は、「アンケート調査Ⅱ」で実施するアンケート調査の対象者を「アンケート調査Ⅰ」の受講者とする予定である。「アンケート調査Ⅱ」で実施するアンケート調査は、課題4.で調査票が完成してからでないと開始できないため、「アンケート調査Ⅱ」の実査=「アンケート調査Ⅰ」の課題:「アンケート調査Ⅱ」で実施するアンケート調査への回答は5月下旬になる。
【「アンケート調査Ⅱ」成績評価の方法・基準】
評価方法 |
割合 |
評価基準 |
レポート | 61% | うち中間レポートに相当する課題4が20%、期末レポートに相当する課題10が41% |
平常点 |
39% |
授業参加に関する課題1,2,3,4,5,7,8,9の合計 |
【2023年度「アンケート調査Ⅱ」の登録者と履修者】:2023年度「アンケート調査Ⅱ」の登録者は33人、合格者は18人、不合格者は0人、履修放棄者は15人であった。(2009~2019年度入学者を対象としたカリキュラムでは、講義科目の「アンケート調査入門」が調査科目の「アンケート調査」の前提科目となっていたために、「アンケート調査」の受講者はアンケート調査の基礎知識を習得済みであったために、合格率はほぼ100%であった。)
2020年度以降の入学者を対象としたカリキュラムでは、講義科目の「アンケート調査Ⅰ」が調査科目の「アンケート調査Ⅱ」の前提科目となっていないために、「アンケート調査Ⅰ」を履修していない=アンケート調査の基礎知識を習得済みでない学生が「アンケート調査Ⅱ」を履修登録することができるという系統履修の不備がある。2023年度「アンケート調査 Ⅱ」登録者の33人のうち、2022年度までに「アンケート調査Ⅰ」を既修=合格した学生が15人(45.5%)と半数以下で、未修=まだ履修していない学生が18人(54.5%)と過半数を超えるという系統履修が機能していない事態となった(表2)。その結果、2023年度「アンケート調査Ⅱ」では、「アンケート調査Ⅰ」既修者15人のうち11人(73.3%)が合格したが、「アンケート調査Ⅰ」既修者18人のうち、合格したのは7人(38.9%)、調査票完成後、おそらくは調査報告書を執筆できずに履修放棄したのが1人(5.6%)、調査票完成以前に履修放棄したのが10人(55.6%)となった。したがって、調査票を作成したが調査報告書を執筆できずに履修放棄した学生が2人おり、これらの調査報告書は個人の著作権者がいない変則的な公表となる。
表2 アンケート調査Ⅰの既修とアンケート調査Ⅱの合否
| 合計 | 2022年度「アンケート調査Ⅰ」の既修 |
既修 | 未修 |
合計 | 度数 | 33 | 15 | 18 |
行% | 100.0% | 45.5% | 54.5% |
2023年度「アンケート調査Ⅱ」の合否 | 合格 | 度数 | 18 | 11 | 7 |
列% | 54.5% | 73.3% | 38.9% |
調査票完成後に履修放棄 | 度数 | 2 | 1 | 1 |
列% | 6.1% | 6.7% | 5.6% |
調査票完成以前に履修放棄 | 度数 | 13 | 3 | 10 |
列% | 39.4% | 20.0% | 55.6% |
【「アンケート調査Ⅱ」の全般的な注意事項】
- 「アンケート調査Ⅱ」の受講者はK-SMAPYⅡ(を開く)の[授業資料]から「アンケート調査作業用(雛型).xlsx」をダウンロードすること。このファイルのシート[URL]のうちつぎのURLをブラウザのお気に入りに登録しておくと便利である。
このファイル(=課題計画・兼・指示書|アンケート調査2023)(を開く)
K-SMAPYⅡ(を開く)
OneDrive(を開く)
目次|アンケート調査|国学院大学経済学部(を開く)
目次|SPSSの使い方(を開く)
- OneDriveにアップロードされたファイルは、(当該のファイルを左クリックしてOnline Excelなどを使わずに)必ず当該のファイルを右クリックして、そのファイルを(名前を付けて)保存し、コンピュータ教室などのパソコンにインストールされているアプリケーションを起動して開くこと。この原則を守らない場合は、不合格とすることがある。
- アンケート調査作業用(グループ名または個人名)n.xlsxなど添削済みのファイルは、K-SMAPYⅡの課題を提出したフォルダ、および、OneDriveの各グループごとのフォルダに返却する。
【コンピュータ教室利用に関する注意事項】
- コンピュータ教室のパソコンの内蔵HDD(Hard Disk Drive)のドライブC:に保存したファイルは、そのパソコン以外ではアクセスすることができない。
- コンピュータ教室のパソコンを利用する場合では、ドライブU:に一時的にファイルを保存する。なお、ドライブU:には、受講科目ごとにフォルダを作成しておくと便利であろう。
- ドライブU:はコンピュータ教室以外からはアクセスできないため、ドライブU:に保存したファイルを自宅などで使用するためには、ドライブU:に一時保存したファイルを、Microsoftと国学院大学が契約しているOneDrive、Microsoftと各自が契約しているOneDrive、Google Drive、iCloudなどのクラウドサービスにアップロードするか、または、自分宛のメールに添付する必要がある。
「アンケート調査Ⅱ」の課題
開講教室と受講者:科目担当者は事前にSPSSがインストールされている定員32名のC(コンピュータ教室)5を指定した。
出席:出席回数の配点は無い。
課題1.情報保護誓約書の提出:
- 情報保護誓約書を提出しない受講者、または、情報保護誓約書の必要事項に入力していない受講者は履修放棄と判断する。
- 情報保護誓約書の項目に同意できない受講者は、授業妨害を目的として履修すると判断して不合格とする。
- 締切: 4月22日(月)12:00
- ダウンロードと提出方法:K-SMAPYⅡ(を開く)の[授業資料]または[課題]の[情報保護誓約書]から 情報保護誓約書.docxをダウンロードし、網掛けしてあるテキスト・ボックスに氏名・学籍番号などの必要事項を入力し、網掛けしてあるドロップダウンリストから該当するものを選択し、上書き保存し、K-SMAPYⅡの[課題]の[情報保護誓約書]に提出する。
課題2.調査項目案~この課題に基づいてグループ分けを行なう。課題2.で不合格になれば課題3.以降には進めない。課題2.を期限までに提出しない場合は履修放棄と成績評価する。
- 調査項目は、調査対象者である「アンケート調査Ⅰ」の受講者が回答しやすいものとする。「アンケート調査Ⅰ」の受講者が回答しにくい調査項目案を提出した場合には不合格とする。
- 調査項目は、過去の「アンケート調査」「アンケート調査Ⅱ」での調査項目と重複しても構わない。
- 課題2.の時点でグループを作る場合には、グループのメンバー全員の氏名を入力して、代表者だけが投稿する。
- (なお、『アンケート調査Ⅰ2020or2021or2022.pdf』p.14に明記した理由のため、「アンケート調査Ⅱ」では「理論仮説」を課題としないが、もし、理論仮説を設定するのであれば、課題2.の時点で提出すること。)
- 提出先:K-SMAPYⅡ(を開く)の2調査項目案
- 最初の提出の締切:4月20日(土)23:59
- 提出方法:
- ファイルの書式:WORD文書
- ファイル名:調査項目(またはグループ名)
- ファイルの内容:調査項目案(、例えば「髪型」、「学食」、「スポーツ」、「インターネットの利用」など)とメンバーの学籍番号 氏名
- 課題2は、一度提出した調査項目と異なる調査項目について調べたくなった場合には、調査項目を追加・変更して再提出可能である。
※アンケート調査作業用(雛型).xlsxは、課題3,4,6の提出用書式であり、課題10での文章作成に使用するファイルの雛型である。課題3,4で使用するシート[3&4設問]は表3の書式となっている。
表3 アンケート調査作業用(雛型).xlsxのシート[3&4設問]
| A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | ・・・ |
1 | 設問番号 | グループ | 変数ラベル | コメント | 変数ラベル案 | 担当者 | 質問文 | 質問文案 | 必須 | 方式 | 回答選択肢1 | ・・・ |
2 | | 課題3入力欄 | 教員入力欄 | 課題3入力欄 | 課題4入力欄 | 教員入力欄 | 課題4入力欄 |
・ | | | | | | | | | | | | |
・ | | | | | | | | | | | | |
課題3.設問案~質問する設問とその設問の担当者を決定する。この課題からグループごとの共同作業が始まる。ただし、グループの最低人数は1人とする。課題3.で不合格になれば課題4.以降には進めない。課題3.を期限までに提出しない場合は履修放棄と成績評価する。
「アンケート調査Ⅱ」の調査対象は「アンケート調査Ⅰ」の受講者以外の代表性を持たないため、変数間関係の分析を意図した設問案を考えること!!
- 具体的に何を質問するのか明確にする。
- 課題3.の完成版は、課題6.の変数ラベルの内容となる。
- 課題3.でグループ分けや担当する設問の重複などを調整する。
- 原則として、回答選択肢はまだ不要であるが、多重回答の場合など小木曽が指示した場合には、課題3.の段階で回答選択肢の方針を考えること
- 共同作業の場合は、設問ごとの担当者を明記して、代表者だけが投稿する。
- 課題3.の締切:5月4日(土)23:59
- 課題3.の書式:
- アンケート調査作業用(グループ名または個人名)n.xlsx
- シート[3&4設問]の、列見出しの背景色を薄い緑にしたB列[グループ]、C列[変数ラベル]、F列[担当者]に入力する。
- C列[変数ラベル]は課題3.のメインである。
- F列[担当者]は、グループ全員が担当する場合は「共同」、グループのうちの複数が担当する場合は氏名を連記する。
- 提出先:K-SMAPYⅡ(を開く)の3設問案
- 課題3.設問案 の「完成版」は、各グループで質問する質問とその担当者(グループが1人の場合は不要)の一覧である。
- 選択回答設問の選択肢の「その他」を振り分け元とする自由回答を除き、濾過型設問を提出した場合には、不合格とする。なお、濾過型設問を
回避する理由と代替策は、『アンケート調査Ⅰ2022or2023.pdf』pp.17-8につぎのように示した。
濾過型設問には、つぎの2点の欠点がある。第1に、濾過型設問は特定の属性の回答者だけに質問するために有効回答が少なくなる。第2に、濾過型設問は、回答する必要がある回答者が回答しない、または、回答する必要がない回答者が回答してしまう、という2種類の誤回答をしやすいという欠点がある。とくに、K-SMAPYⅡのアンケート機能を利用する場合では、回答する必要がない振り分け先設問に回答できなくする機能や、矢印直線を用いて振り分け元設問と振り分け先設問との関係を誘導する機能がないために、濾過型設問を使用すると回答者が誤回答する危険が高くなる。したがって、K-SMAPYⅡのアンケート機能を利用する場合では濾過型設問を使用しない方が良い。そこで、K-SMAPYⅡのアンケート機能を利用する場合で、特定の属性の回答者が実質的に非該当となる質問をする場合には、濾過型設問を使用せずに、当該の設問に非該当回答選択肢をつくる必要がある。
- 提出した課題3.へのコメントは、提出したファイルに加筆する。
- 「アンケート調査作業用(*).xlsx」には、コメントの総論をシート[コメント]に、各論は個々のシートに挿入した[コメント]列に書いて返却する。
- 「課題4.設問の作成へ進んでください」という指示は、K-SMAPYに提出した課題3へのコメントによって指示する。
課題4.設問の作成:アンケート調査作業用(グループ名または個人名)n.xlsxのシート[3&4設問]のG列の質問文、K列以降の回答選択肢を完成させる。
~受講者全員で1つの調査票を作成する。グループごとに分担した設問を作成する。
課題4.は受講者が設問案を提出→教員が添削・プリテストの実施→受講者が設問案を改善して再提出、という作業を繰り返して、調査票を作成していく。したがって、課題4.が完成したら提出するのではなく、作成・改善した設問があればそのつど提出すること。
課題4.の締め切り:5月25日(土)23:59。各週の課題の締切は土曜日の23:59とする。そして、授業開始後に課題の提出を再開する。
課題4.の評価基準
- 5月25日(土)までに完成できない場合は、履修放棄と評価する。
- プリテスト開始までに課題4.で「暫定的完成」に達しなかった場合は減点する。
- 課題4.最終稿から実査で改善が必要な箇所があれば減点する。
- 実査後、回答者の回答に影響を与える不備が発覚した場合に減点する。
- 提出方法:K-SMAPYⅡの課題:課題締切月日 (例えば、5月18日の場合は「課題518」)
- 共同作業の場合は、D列に設問ごとの担当者を明記して、代表者だけが投稿する。
- 提出ファイル名:アンケート調査作業用(グループ名または個人名).xlsx
- 原則として、同一ファイル名で更新していくが、ただし、古い版も保存しておきたい場合は、提出日略号を付加する。
- 個人作業の場合は、アンケート調査作業用(グループ名または個人名)提出日略号.xlsx(例えば、姓が小木曽で5/8提出の場合は「アンケート調査作業用(小木曽)508.xlsx」)
- グループ作業の場合は、アンケート調査作業用(グループ名)版番号.xlsx(例えば、グループ名が「コンビニ」で5/8提出第2版の場合は「アンケート調査作業用(コンビニ)508_2.xlsx)」。
- 受講者は、「アンケート調査作業用(*).xlsx」のシート[コメント]、シート[3&4設問]の列見出しがオレンジ色のD列[コメント]、E列[変数ラベル案]、H列[質問文案]、、H列[質問文案]に入力したり、削除しないこと。
課題4.の未完成版で何らかの不備があったとしても、訂正した版で改善されていれば減点対象とならない。
※『アンケート調査Ⅰ2021~2023.pdf』p.25の「4-8 K-SMAPYⅡのアンケート機能を用いた調査票の作成」を参照
濾過型設問、自由回答、ダブルバーレル質問、誘導的な質問を使用した場合は不合格とする。
課題4.の書式:
- シート[3&4設問]の、F列[担当者]、列見出しの背景色を水色にしたG列[質問文]、I列[必須]、J列[方式]、K列以降[回答選択肢n]に入力する。
- F列[担当者]に、「共同」という表記では、実質的なグループのメンバーが誰なのか特定できないため、その設問の担当者全員の氏名を入力する。
- G列[質問文]には、質問文を入力する。
- I列[必須]には、「必須」と入力する。
- J列[方式]には、「単一回答」、「複数回答」の区別を入力する。
- K列[回答選択肢1]以降には、回答選択肢を入力する。
- 個々の回答選択肢の上限は40バイトである。
- 個々の回答選択肢の先頭には、半角の変数値_(半角のアンダーバー) を付する。なお、個々の回答選択肢の先頭に半角の変数値_(半角のアンダーバー)をつける理由は、1.調査報告書の本文と表とを照合しやすくするため、2.回答選択肢と、単一回答の場合は変数値、複数(=多重)回答の場合は項目の番号との関係を明確にするためである。
シート[4選択肢]について:シート[4選択肢]は、シート[3&4設問]のK列以降の[回答選択肢]を補助するものである。
- A列[変数値]には、シート[3&4設問]のC列[変数ラベル]をコピーする。
- B列[変数値]には、半角数字で変数値を入力する。
- D列[文字列]は、個々の回答選択肢の先頭に、半角の変数値_(半角のアンダーバー) を付する文字列式を準備してある。C列3行目ならば「=A3&"_"&B3」
- C列[選択肢]には、学生が回答選択肢を1つずつ入力するか、[3&4設問]の各行のK列以降をコピーし、[4選択肢]のC列に、行と列を入れ替えて貼り付ける。
- D列[文字列]のセルを一度メモ帳など外部に貼り付けて、その文字列をE列に貼り付け、
- E列の文字列をコピーして、シート[3&4設問]のK列以降に、行と列を入れ替えて貼り付ける。
コメントと改訂方法
- 課題4.へのコメントは、原則として、「アンケート調査作業用(*).xlsx」に、コメントの総論をシート[コメント]に、各論はシート[3&4設問]のD列、改善案はE列、H列、T列以降に挿入して、アップロードする。進捗状況の確認のため、学生はシート[コメント]、および、シート[3&4設問]のD列、E列、H列、T列以降を削除・入力してはいけない。
- 原則として課題4.へのコメントを入力するセルの背景色は、オレンジ色が改善・改訂が必要なことについてのコメント、赤色が科目の不合格および不合格の一歩手前レベルの警告、黄色が改善・改訂済みのコメント(改善・改訂済みのコメントは削除することがある)、水色が参考意見についてのコメントとする。
シート[コメント] | シート[3&4設問] |
D列[コメント] | E列[変数ラベル案] | H列[質問文案] | T列[回答選択肢案] |
コメントの総論 | 当該の設問へのコメント | C列[変数ラベル]の改訂案 | G列[質問文]の改訂案 | K列以降[回答選択肢]の改訂案 |
コメントの総論(改善済) | 当該の設問へのコメント(改善済) | C列[変数ラベル]の改訂案(改善済) | G列[質問文]の改訂案(改善済) | K列以降[回答選択肢]の改訂案(改善済) |
- プリテストで指摘された改善点などは「プリテストnでの改善点.docx」に集約し、K-SMAPYⅡの[授業資料]にアップロードして指示する。
- 「暫定的完成」というコメントがあれば、他の設問の優先順位を上げる。なお、「暫定的完成」というコメントは削除しないこと。
- プリテストへは添削済みの質問文および回答選択肢を採用する。
課題4.の詳細
- 表記の統一については、表3を参照。
- 受講者全員での変数(設問)の上限はK-SMAPYⅡのアンケート機能の設問数の上限(100)とするが、回答者の負担を考慮すると設問の合計は50程度が望ましい。
- 回答選択肢数は、回答者の負担を考慮し、50未満が望ましい。
- 回答選択肢の文字数の上限は、【(:始めすみ付き括弧)】(:終わりすみ付き括弧)と回答選択肢コード番号_を含めたSPSSの変数名の上限とするが、全角で20字未満を目安とする。
- 質問の内容によっては、実質的に非該当に相当する選択肢をつくること。
- 回答者は「無回答」にできない=いずれかの選択肢を選択しなければならないため、必要に応じて「わからない」・「該当する選択肢がない」などの回答選択肢をつくること
- 自由回答は使用しないこと。
- 回答者は「無回答」にできない=いずれかの選択肢を選択しなければならないため、必要に応じて「わからない」・「該当する選択肢がない」などの回答選択肢をつくること
- 順序尺度を使用する場合は、1項目が1つの設問となり、個々の設問に「1_そう思う,2_ややそう思う,3_あまりそう思わない,4_そう思わない」などと回答選択肢をつけること。
- 性別、生活充実度などのフェイス・シート(=残余範疇)の設問は、調整のうえ、小木曽が作成する。調整のうえとは、2010年度は「アルバイトの有無」はフェイス・シートとしたが、2011年度はフェイス・シートではないと分類することをさす。
- 2018年度はフェイス・シートで出身地を設ける。
[C列]出身地
[E列]あなたが高校を卒業したときの住所はどこでしたか。ひとつだけ選んでください。
[F列]必須
[G列]単一回答
[H列]1_北海道,2_東北,3_群馬・栃木・茨城,4_埼玉,5_千葉,6_東京,7_神奈川,8_中部,9_近畿,10_中国,11_四国,12_九州,13_沖縄,14_外国
表3 表記の統一
原則として、副詞はかな表記とする。 |
原則として、数字とアルファベットは半角とする。 |
単一回答には、「1つだけ選んでください」と書く。 |
複数回答には、「つぎのなかからすべて選んでください」と書く。 |
統一前 | 統一後 |
次 | つぎ |
中から | なかから |
課題5.プリテストへの回答:課題5.プリテストへの回答の詳細は、K-SMAPYⅡで指示する。
- プリテストはK-SMAPYⅡのアンケート機能を使用する。
- プリテストの最後に「このプリテストで気がついた、質問文や回答選択肢などについての改善点を指摘してください」というの設問があるので、ここに他人の設問を含めて改善点を書く。
- プリテスト1:2024/5/17 10:30~5/19 23:59で実施
- プリテスト3:2024/05/23(木) 17:30~5/26(日) 23:59で実施
課題6.変数ラベルと変数値ラベル(SPSSシンタックスの作成):単一回答はvariable labels(変数ラベル)とvalue labels(変数値ラベル)、多重回答はvariable labels(変数ラベル)のみを作成する。
※SPSSの使い方の変数ラベルと変数値ラベルおよび『アンケート調査Ⅰ2020or2021or2022.pdf』p.38の「6-5 変数ラベルと変数値ラベル」参照
- 提出場所:K-SMAPYの課題:課題締切月日 (例えば、5月18日の場合は「課題518」)
- 課題6.の提出方法:アンケート調査作業用(グループ名または個人名).xlsx のシート[6単一回答][6変数値][6多重回答]、または、SPSSシンタックスのテキスト・ファイル(*.spsまたは*.txt)を添付ファイルで提出する。
- 課題6.は各人が提出する。
- 課題6.は原案を作成する段階までを課題とし、シンタックス・エラーをなくす段階までは課題とはしない。
- 課題6.の締め切り:5月25日(土)23:59
課題6.の書式:[]で囲まれていない文字列はSPSSのコマンド、キーワード、変数名などを示し、[]内は概念を示すため[]は入力してはならない。
variable labels [変数名]'[変数ラベル]' /[変数名]'[変数ラベル]' /・・・・.
value labels [変数名] [変数値1]'[変数値ラベル1]' [変数値2]'[変数値ラベル2]'・・・・.
または
value labels [変数名] [変数値1]'[変数値ラベル1]',[変数値2]'[変数値ラベル2]'・・・・.
- SPSSシンタックス・コマンドは1列(桁)目から開始し、ひとつのコマンドを終了する記号は行末の「.(半角ピリオド)」である。
- SPSSシンタックス・コマンドが2行以上にわたる場合の2行目以降の継続行記号は、先頭列の「 (半角のブランク)」である。
- variable labelsコマンドの変数ごとの区切り記号は「/(半角のスラッシュ)」である。
- value labelsコマンドの変数ごとの区切り記号は「/(半角のスラッシュ)」で、変数値ごとの区切り記号は「 (半角のブランク)」または「,(半角カンマ)」である。
- variable labelsおよびvalue labelsでは、ラベル中に「'」を使用できない。
- 設問番号は、K-SMAPYⅡの[授業資料]の「アンケート調査作業用2022.xlsx」のシート[設問]に準拠すること。
単一回答
- 単一回答の変数名は「q」の後に「設問番号」をつける。つまり、設問番号が「46」ならば「q46」となる。
- 単一回答の変数ラベルは、課題4.で作成した変数ラベルの末尾に「(設問[設問番号])」を付け加えて、「'」(シングル・クォーテーション)でくくる。
- 単一回答の変数値ラベルは、課題4.で作成した回答選択肢から、「,(半角カンマ)」で区切った
先頭に「変数値_」をつけた個々の変数値の回答選択肢を「'」(シングル・クォーテーション)でくくる。
【単一回答の見本(設問番号=46)】
variable labels q46'課外活動団体(設問46)'.
value labels q46 1'1_体育会連合会加盟部会' 2'2_その他の体育系部会'
3'3_文化団体連合会加盟部会' 4'4_その他の学術文化系部会' 5'5_所属していない'.
または
value labels q46 1'1_体育会連合会加盟部会',2'2_その他の体育系部会',
3'3_文化団体連合会加盟部会',4'4_その他の学術文化系部会',5'5_所属していない'.
多重回答
- シート[6単一回答]は単一回答のvariable labels作成ツールである。
- A列[設問番号]に、「アンケート調査作業用(グループ名または個人名).xlsx 」のシート[3&4設問]の設問番号を入力する。
- B列[変数名]は、SPSSでの変数名を指定する式が入力されている。
- C列[変数ラベル]に、課題4で定義した変数ラベルを貼り付ける。
- D列[SPSSコマンド]は、SPSSでのvariable labelsを指定する式が入力されている。
- シート[6多重回答]は多重回答のvariable labels作成ツールである。
- A列[設問番号]に、「アンケート調査作業用(グループ名または個人名).xlsx 」のシート[3&4設問]の設問番号を入力する。
- B列[変数値]に、変数値を入力する。
- C列[変数名]は、SPSSでの変数名を指定する式が入力されている。
- D列の使用しない行に、課題4で定義した回答選択肢を貼り付ける。
- シート[カンマ区切り]を参照して、回答選択肢を貼り付けたセルを選択し、
- メニューバーの[データ]の[区切り位置]リボンをクリックし、
- 元のデータの形式の「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ(D)」をチェックして[次へ]をクリックし、
- 区切り文字の「カンマ」をチェックし、
- 列のデータ形式は「G/標準」のままで[完了]をチェックすると、
- 貼り付けた回答選択肢が、カンマで区切られた文字列=変数ラベルの内容ごとに、新たな列に貼り付けられ、4カテゴリーならば4列=セルに区分される。
- 変数ラベルの内容となるセルを選択して、右クリックして、コピーを選択する。
- D列の空白行を選択して、右クリックし、「貼り付けのオプション」で「行列を入れ替える」を選択して貼り付けると、D列の1行ごとに変数ラベルの内容が貼り付けられる。
- E列[SPSSコマンド]は、SPSSでのvariable labelsを1変数ずつ指定する式が入力されている。
- シート[6変数値]は単一回答のvalue labels作成ツールである。
- A列[設問番号]に、「アンケート調査作業用(グループ名または個人名).xlsx 」のシート[3&4設問]の設問番号を入力する。
- B列[変数名]は、SPSSでの変数名を指定する式が入力されている。
- C列[変数値]に、変数値を入力する。
- D列[回答選択肢]の使用しない行に、課題4で定義した回答選択肢を貼り付ける。
- シート[カンマ区切り]を参照して、回答選択肢を貼り付けたセルを選択し、
- メニューバーの[データ]の[区切り位置]リボンをクリックし、
- 元のデータの形式の「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ(D)」をチェックして[次へ]をクリックし、
- 区切り文字の「カンマ」をチェックし、
- 列のデータ形式は「G/標準」のままで[完了]をチェックすると、
- 貼り付けた回答選択肢が、カンマで区切られた文字列=変数値ラベルの内容ごとに、新たな列に貼り付けられ、4カテゴリーならば4列=セルに区分される。
- 変数値ラベルの内容となるセルを選択して、右クリックして、コピーを選択する。
- D列の空白行を選択して、右クリックし、「貼り付けのオプション」で「行列を入れ替える」を選択して貼り付けると、D列の1行ごとに変数値ラベルの内容が貼り付けられる。
- E列[SPSSコマンド]は、SPSSでのvalue labelsを1カテゴリーずつ指定する式が入力されている。
「アンケート調査Ⅰ」月5限 の課題
実査:「アンケート調査Ⅱ」で実施するアンケート調査への回答
- 回答期間:調査実施期間の詳細はK-SMAPYⅡのアンケート機能で指示するが、2024年5月27日(月)16:55~6月2日(日)23:59である。
。
- K-SMAPYⅡ(を開く)では、K-SMAPYⅡのクラスプロファイルを選択し、つぎに開講曜日を選択し、そして「アンケート調査Ⅰ」を選択し、[アンケート]リボンをクリックする。すると、回答可能なアンケートの一覧が表示されるので、回答するアンケートの[タイトル]をクリックする。すると、アンケート回答フォームを開かれるので、回答する。回答が終了したら、アンケート回答フォーム末尾右の[回答]ボタンをクリックする。
- 課題4および課題6の確定版は、K-SMAPYⅡの「アンケート調査作業用2024.xlsx 」にある。
- テキスト:SPSSの使い方(を開く)
- 拡張子が「.sav」のSPSS書式のデータ・ファイルは、K-SMAPYⅡの[授業資料]にアップロードしてあるファイルをクリックして、[ファイルを開く]ボタンをクリックしてもSPSSを起動できないことが多いため、[保存]をクリックして開かれるドロップダウンリストから[名前を付けて保存]を選択して、当該ファイルを保存してからSPSSを起動して開くこと。
- 6月以降の教材:K-SMAPYⅡの[授業資料]から
- 全員がアンケート調査2024.sav(SPSS書式素データ), アンケート調査2024.sps(SPSSコマンド・シンタックス), qa2024.html(調査票と単純集計), sex.html(性別クロス集計表)、index.html(フレーム定義), contents.html(目次案), example.html(凡例)、report.html(報告書雛形)をダウンロードする。
- 課題7~課題10は、SPSSを起動(を開く)し、アンケート調査2024.savを開く。
- ※「アンケート調査Ⅰ」6-4-2 K-SMAPYⅡのアンケート機能を利用した選択式設問~6-4-4 K-SMAPYⅡのアンケート機能を利用した場合の単一回答の新変数への統合とアフター・コーディング各変数リスト で指摘したように、K-SMAPYⅡのアンケート機能は、選択式設問ならば、単一回答の場合でも、多重回答の場合でも、多重回答の複数二値方式の2値データ方式に準じるデータ・フォーマットを採用している。K-SMAPYⅡでは、単一回答の場合でも、多重回答の場合でも、各設問の先頭列に設問番号と質問文、その後に回答選択肢のカテゴリー数の列が出力され、当該の回答選択肢を選択していれば「1」、選択していなければ「0」が出力される。SPSSの変数リストq+(半角)設問番号設問番号 という変数名の変数である。
課題7.単純集計: 単純集計(FREQUENCIES)(を開く)を用いて、自分または自分たちが担当する設問をすくなくとも1変数選択して度数分布表を出力し、その出力をエクスポート(を開く)する。6月3日実施
- 多重回答設問を用いたグループは、自分または自分たちが担当する多重回答設問をすくなくとも1変数選択して多重回答 (MULT RESPONSE)(を開く)の度数分布表も出力し、エクスポートする。
- 提出先:K-SMAPYⅡの課題の[課題7]
- 書式:[出力のエクスポート]ダイアログ・ボックスの[型]で「Word文書(*.docx)」を選択して、WORD文書を添付する。ファイル名は「OUTPUT」のままでも構わない。
- 締切:6月17日(土)23:59
- 課題7.は各人が提出する。
課題8.
クロス集計とχ二乗値検定
クロス集計(CROSSTABS)(を開く)で、[列]に性別、[行]に自分または自分たちが分担するすべての設問の変数を選択し、
[セル]のパーセンテージは「列」をチェックし、
[統計量]で「カイ2乗」をチェックし、
(表が少ない場合は)当該のクロス表とχ二乗値検定を選択し、
エクスポート(を開く)するオブジェクト]は、[選択のみ]を推奨するが、表が多い場合には[すべて]とする。6月10日実施
- 提出先:K-SMAPYⅡの課題の[課題8]
- 締切:6月17日(月)23:59
- 課題8.は各人が提出する。
- 書式:[出力のエクスポート]ダイアログ・ボックスの[型]で「Excel2007以上」または「Excel97-2004」を選択して、Excel書式を添付する。K-SMAPYⅡに提出する場合には、ファイル名は「OUTPUT」のままでも構わない。
課題10.レポート~調査報告書の原稿となるレポートの執筆:
- 締切:7月22日(月)12:00
- 執筆分担は(原則として)自分または自分たちが担当した設問についての集計・分析を担当する。
- グループの場合は、ひとりひとりが別ファイルを提出する単独執筆でも、ひとつのファイルを複数名の連名で執筆する共同執筆でも可。
- 章構成・執筆分担(案)はK-SMAPYⅡの[授業資料]に contents.html というファイル名でアップロードする。
- 提出先:K-SMAPYⅡの課題の[レポート]。
- 執筆要綱(総論版)
- Web版の報告書は、左側に本文、右側に図表・調査票を表示するフレーム構造をとるため、本文と図表とは別ファイルで提出する。ただし、単純集計と性別クロス集計など基礎クロス集計表は作表する必要がない。
- 報告書の章構成は、設問番号順に、各グループをひとつの章とする。
- 原則として、報告書の節構成は各設問とする。例:1-1.コンビニで最重視すること
- 原則として、各節の構成は、質問文、単純集計、性別クロス集計、の順とする。
- 【質問文】どのような質問をしたのかを明確にするために、本文に質問文を掲載する。qa2024.htmlの当該の質問文をコピーして、報告書の原稿を書くファイルに貼り付けると、正確かつ楽に書くことができる。
- 【単純集計】どのような回答選択肢を設け、かつ、どのような回答があったのかを明確にするために、回答選択肢とその度数分布を本文に掲載する。
- 質問文および回答選択肢は「」でくくり、回答選択肢には、回答選択肢の番号をつける。
例:「1_価格」が30.1%
- 単純集計結果を、選択肢の順番=変数値順に書くならば、sex.htmlの当該の性別クロス集計表の、表4のように、青色マーカーを塗った白字の最初の変数値レベルのセルから最後の選択肢のセルまでをコピーして、
表4 sex.htmlからコピーするセルの例 | 全体 | 性別 |
(#386) | 男性(#256) | 女性(#130) |
列の N % | 列の N % | 列の N % |
コンビニで最重視すること(設問1) | 1_価格 | 30.1% | 33.2% | 23.8% |
2_立地 | 42.7% | 43.0% | 42.3% |
3_商品数 | 21.2% | 19.5% | 24.6% |
4_その他 | 5.4% | 3.5% | 9.2% |
5_コンビニエンスストアを利用しない | 0.5% | 0.8% | 0.0% |
「アンケート調査作業用*.xlsx」のシート[10変数値順]のB~E列2行目から貼り付け、A列2行目から最後の選択肢の行のセルまでをコピーし、報告書の原稿を書くファイル(以下、「報告書」と略す)に貼り付けると、正確かつ楽に書くことができる。
- 単純集計結果を、回答が多い順=(回答の)頻度順に書くならば、「回答が多かった順に」などと明記したうえで、sex.htmlの当該の性別クロス集計表の最初の変数値レベルから最後の選択肢の行のセルまでをコピーして、「アンケート調査作業用*.xlsx」のシート[10頻度順]のB~E列2行目から貼り付け、C列を降順=回答が多い順=(回答の)頻度順に並べ替えて、F列2行目から回答が多い順位を入力し、A列2行目から最後の選択肢の行のセルまでをコピーし、報告書のファイルの「設問?は「」と質問した」の「」内に、qa2024.htmlから当該の質問文をコピーして、貼り付けると、正確かつ楽に書くことができる。
- 必要な単純集計結果を貼り付けたら、適宜、文章を完成させる。
- なお、この方法では、小数点以下1桁が「0」だと表示されないので、*.0%の「0」を補足する。
- 【クロス集計】は、原則として、性別クロス集計については全設問について記述し、それ以外のクロス集計については特筆すべき表を選んで記述する。
- 性別クロス集計結果を、選択肢の順番=変数値順に書くならば、「アンケート調査作業用*.xlsx」のシート[10変数値順]の、男性についてはF列、女性についてはG列の、2行目から最後の選択肢の行のセルまでをコピーし、報告書に貼り付けると、正確かつ楽に書くことができる。
- 性別クロス集計結果を、回答が多い順=(回答の)頻度順に書くならば、「アンケート調査作業用*.xlsx」のシート[10頻度順]の、男性ではD列を降順に並べ替えてF列の2行目から最後の選択肢の行のセルまでをコピーし、女性ではE列を降順に並べ替えてG列の2行目から最後の選択肢の行のセルまでをコピーし、報告書に貼り付けると、正確かつ楽に書くことができる。
- 性別クロス集計結果を、性別で比較して書くならば、sex.htmlの当該の性別クロス集計表の、表4のように、青色マーカーを塗った白字の最初の変数値ラベルのセルから最後の選択肢のセルまでをコピーして、「アンケート調査作業用*.xlsx」のシート[10男女比較]のB~E列2行目から貼り付け、男性の回答が多い行はF列、女性の回答が多い行はG列、同程度の行はH列のセルをコピーし、報告書に貼り付けると、正確かつ楽に書くことができる。
- 課外活動や居住形態など性別以外の基礎クロス集計については特筆すべき表を選んで記述する。
- カイ2乗検定(χ2値検定)の結果についても言及すること。カイ2乗検定はつぎのセルを見て判断する。
- 単一回答設問は課題8の「カイ2乗検定」の「Pearson のカイ 2 乗」行の「漸近有意確率 (両側)」、または、sex.htmlの「Pearson のカイ2乗検定」の「有意確率」を見て判断する。
- 多重回答設問は、個々の回答選択肢を変数として扱う場合のカイ2乗検定は課題8の「カイ2乗検定」の「Fisherの直接法」行の「正確な有意確率 (両側)」を、回答選択肢をまとめたnカテゴリーでのカイ2乗検定はsex.htmlの「Pearson のカイ2乗検定」の「有意確率」を見て判断する。
性別クロス集計は、
- 有意確率>0.05=5%水準で有意差が認められない場合には、「カイ2乗検定の結果、5%水準で有意差が認められず、性別で差がなかった。」といった記述でも構わない。
- 有意確率<0.05=5%水準で有意差が認められた場合には、性別で特徴がある結果について記述し、「カイ2乗検定の結果、5%水準で有意差が認められた。」と書く。
- 有意確率<0.01=1%水準で有意差が認められた場合には、性別で特徴がある結果について記述し、「カイ2乗検定の結果、1%水準で有意差が認められた。」と書く。
- 本文の添付ファイル名は、
- 単独執筆の場合はアルファベット小文字の姓とする(ex.:小木曽道夫ならばogiso.html)。ただし、同姓の人がいる場合にはアルファベット小文字の名とする(ex.:asumi.html,masami.html)
- 共同執筆の場合はグループ名、または、"q"+"設問番号"(+"連番")などとする。(ex.:設問8ならばq8.html)
- 提出するレポートの書式はなるべくHTML書式とするが、コンピュータ教室でInternet Explorerが使用できないならば、WORD書式で提出した場合の減点を少なくする。
- 執筆要綱(HTML版):report.htmlなどを雛形として(EmEditorやメモ帳(notepad.exe)などの)テキスト・エディタを使用した場合の執筆方法
※インターネット上で公表する調査報告書は、index.htmlにより左側のフレームのtarget=をtext、右側のフレームのtarget=をtableとするフレーム構造とタイトルを定義する。
- C5にインストールされているEmEditorは、拡張子が「html」でも規定値で読み込むことができるため、Microsoft Edgeでブラウジングしながらhtmlファイルを編集することができる。EmEditorまたはメモ帳で直接htmlファイルを読み込まずに、ブラウザからhtmlファイルのソースを開きたい場合には次のように操作する。
- Windows10 or 11で推奨されているMicrosoft Edge
バージョン125.0.2535.79 (公式ビルド) (64 ビット)ならば、ツールバーの右端の[・・・]をクリックして[設定]を開き、
「Internet Explorer モード (IE モード) でサイトの再読み込みを許可」で「許可」を選択する。ただし、C5のパソコンでは、Internet Explorer モード (IE モード)を選択することができない。Microsoft EdgeをInternet Explorerモードにすると、ブラウジング画面を右クリックして、「メモ帳」または「EmEditor」などのテキストエディタで編集・保存することができる。自分が執筆しているファイルをEmEditorやメモ帳などのテキストエディタで編集・保存する。
- Microsoft Edgeを使用するならば、ブラウジング画面を右クリックして開かれるドロップダウン・リストから、(フレーム構造でない場合は[ページのソース表示])、フレーム構造をとる場合には[フレームソースの表示]を選択する。すると、HTMLのソース・ファイルが表示されるので、HTMLのソース・ファイルすべてを選択して、(EmEditorやメモ帳などの)テキスト・エディタに貼り付けて、編集・保存する。
- Internet Explorerを使用するならば、Internet Explorerのメニューバーの[ツール]→[インターネットオプション]を開き、[プログラム]をクリックし、「HTMLの編集」の「HTMLエディター」で「メモ帳」または「EmEditor」などテキストエディタを指定する。
- 【ダウンロードするファイル】K-SMAPYⅡの[授業資料]にアップロードしたindex.html(フレーム定義)、contents.html(目次)、qa2024.html(調査票と単純集計)、sex.html(性別クロス集計表)など基礎クロス集計表、および、report.html(報告書の雛型)または各グルーブごとの報告書の雛型、を、同一のフォルダにダウンロードすることによって、コピー&ペーストを活用して正確かつ楽に報告書を執筆することができる。各グループごとの雛型は、contents.htmlでのリンク元のファイル名で、OneDrive(を開く)
の各グルーブごとのフォルダにアップロードする。グループごとに1つのファイルに共同執筆するのではなく単独執筆する場合には、雛型から各人の姓 子文字アルファベットのファイル名をつけて保存すること。
K-SMAPYⅡの[授業資料]からダウンロードするためには、当該のファイルを左クリックし、開かれた[下向き矢印]ボタンをクリックすると、[保存]ボタンが開かれる。[保存]ボタン自体をクリックしると、ホームディレクトリィに当該のファイルが保存される。[保存]ボタンの右側の「^」ボタンをクリックし「名前を付けて保存」ボタンをクリックすると、任意のネットワーク・ドライブ・フォルダに保存することができる。
- 前述したファイルを同一のフォルダにダウンロードして、当該のフォルダを「コンピューター」(explorer.exe)で開き、index.htmlをダブルクリックすると、報告書のフレーム構造(本文が左側のフレーム(target="text")、基礎クロス集計表などの表が右側のフレーム(target="table"))で作業することができる。
- Google Chromeを利用した場合、また、条件を特定できていないがMicrosoft Edgeを利用した場合でも、ブラウザで開いたsex.htmlなどのクロス集計表をコピーして、「アンケート調査作業用*.xlsx」に貼り付けようとした場合に、表構造が維持されずに1つのセルだけに貼り付けられてしまうことがあるらしい。その場合は、クロス集計表.xlsx、性別クロス集計表.docx、居住形態別クロス集計表.docx、課外活動団体別クロス集計表.docxをダウンロードして、これらからコピーして貼り付けること。
- コンピュータ教室では、EmEditor(やメモ帳)を起動して、report.htmlを開いて、ファイルの種類は「すべてのファイル」か「HTML」を選択して、report.htmlというファイルを、単独執筆の場合は半角姓ローマ字のファイル名に変更して名前をつけて保存し、共同執筆の場合は半角アルファベットのファイル名に変更して名前をつけて保存し、課題レポートとなる報告書の原稿を執筆する。なお、contents.html(目次)の該当するリンク元ファイル名を名前をつけて保存したファイル名に変更すると、contents.html(目次)から名前をつけて保存したファイル名にリンクを張ることができる。
- 【アンカー name=
の参照】report.html中の「?」は設問を示すため、自分が担当した設問の番号に置換すると、右側のフレーム(target="table")に単純集計やクロス集計表を表示することができるようになる。「@」は章(-節)の番号を示すため、そのままで構わない。
- 提出するレポートの本文には、図表を参照するリンクを張ることが望ましい。
- 【クロス集計表のアンカー name】基礎クロス集計表の各表には、設問1ならば「a name="#q1"」と、設問を示す「q」+「設問番号」を名前付けしている。詳細分析クロス集計表の各表には、設問16と設問15のクロス集計表ならば「a name="#q16q15"」と「q」+「表側変数設問番号」+「q」+「表頭変数設問番号」と名前付けしたものがある。
charsetについて
- Microsoft Internet Explorerを使用する場合ではHTMLファイルの文字コードはShift_JISが安定していた。
- Microsoft Edgeを使用するならば、Shift_JISでは字化けすることがあるため、UTF-8に転換することにした。
- K-SMAPYⅡにアップロードされているUTF-8版のindex.html(フレーム定義), contents.html(目次案), example.html(凡例)、qa2024.html(調査票と単純集計), sex.html(性別クロス集計表)、report.html(報告書雛形)、および、contents.htmlに表示した各グループの報告書雛形となるHTMLファイルを同一のフォルダにダウンロードする。
課題9.分析: 記述統計(DISCRIMINANT)、平均値の差 (MEANS)、相関分析 (CORRELATIONS)、因子分析(FACTOR)、回帰分析(REGRESSION)の順で行う予定であるが、課題10.がひと段落してから、まず、相関分析 (CORRELATIONS)と因子分析(FACTOR)を実施する。
- 提出先:K-SMAPYⅡの課題の[課題9]
- 書式:[出力のエクスポート]ダイアログ・ボックスの[型]で「Excel2007以上」または「Excel97-2004」を選択して、Excel書式を添付する。K-SMAPYⅡに提出する場合には、ファイル名は「OUTPUT」のままでも構わない。
必須ではない課題.詳細分析:詳細分析は課題10.に加点する形で評価する。(作図表を含む。なお、作図表の詳細については、小木曽道夫著(2012)『SPSSによるやさしいアンケート分析 第2版』オーム社、定価(本体2400円【税別】)参照)
詳細分析の分析方針例
- 自分たちのグループで作成した設問どうしのクロス集計
- 多重回答設問などの相関分析や因子分析
詳細分析の注意点
- 単純集計と基礎クロス集計表は、「和は利用していない」などの実質的な非該当を除去していないため、実質的な非該当選択肢を集計・分析から除去したい場合には、その変数値を欠損値宣言して集計・分析する詳細分析と作表が必要となる。
- 詳細分析で基礎クロス集計表以外のクロス集計を行い、エクセルで編集する場合には、【クロス集計表をエクセルで加工する方法】(を開く)を参照。
- (必須ではない課題.詳細分析の結果の)表の書式は、原則として冗長なSPANエレメントがないHTML書式とし、Excelブックなど冗長なSPANエレメントが付加されてしまうことが予測される書式で提出した場合には(少し)減点する。表の添付ファイル名は、アルファベット小文字の姓+連番とする(ex.:小木曽道夫の自分が分担した部分の3番目の表ファイルならばogiso3.html)。
- (必須ではない課題.詳細分析の結果の)グラフなどの図の書式は、原則として冗長なSPANエレメントがないHTML書式+gifまたはjpg書式とする。図の添付ファイル名は、アルファベット小文字の姓+連番とする(ex.:小木曽道夫の自分が分担した部分の4番目の図ファイルならばogiso4.htmlおよびogiso4.gif)。なお、グラフの作成方法については授業時に指示する。
※授業終了より前に課題10.レポートまで、グループ単位で終了した場合には、出席免除とする。
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※「アンケート調査Ⅱ」のために収集したデータの学術目的使用について
情報保護誓約書「第1条「アンケート調査Ⅱ」または「アンケート調査実習A・B」のために収集した調査データを、「演習Ⅰ」「演習Ⅱ」「演習Ⅲ」「演習Ⅳ」などの他の科目を含むところの学術目的以外には使用いたしません。かつ、「アンケート調査Ⅱ」の調査報告書以外で当該の調査データを使用する場合には、その出典を明記致します」に同意した「アンケート調査Ⅱ」受講者は、例えば「演習ⅢB」卒業論文で「アンケート調査Ⅱ」のために収集したデータを使用する場合には、2015年度の場合では、つぎのように明記する必要がある。
第?章第?節第?項 データの収集
「通学、食生活、野球、テニス、通信端末と読書についての調査」(以下、「本調査」と称す)は、国学院大学経済学部の2015年度 月曜日3時限開講の「アンケート調査」のために実施した。本調査の対象は、2015年度後期 月曜日5時限開講の「アンケート調査入門」の受講者205人である。K-SMAPY(Kokugakuin university Supporting system for Making Academic Plans and Yearly schedule)のアンケート機能を利用した「インターネット集合調査」により、2015年9月24日 11:30~2014年9月30日 23:59の期間で登録者205人を対象とした調査を実施し、188人から有効回答を得て、有効回答率は91.7%であった。
【参考文献】
国学院大学 経済学部 2015年度「アンケート調査」(2017/3/20 公表)『通学、食生活、野球、テニス、通信端末と読書についての調査』http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/2015/index.html
2016年度の場合では、つぎのように明記する必要がある。
第?章第?節第?項 データの収集
「コンビニ、学食、読書時間とプロ野球についての調査」(以下、「本調査」と称す)は、国学院大学経済学部の2016年度 月曜日5時限開講の「アンケート調査」のために実施した。本調査の対象は、2016年度後期 月曜日4時限開講の「アンケート調査入門」の受講者434人である。K-SMAPY(Kokugakuin university Supporting system for Making Academic Plans and Yearly schedule)のアンケート機能を利用した「インターネット集合調査」により、2016年10月2日 12:50~2016年10月9日 23:59の期間で登録者434人を対象とした調査を実施し、329人から有効回答を得て、有効回答率は75.8%であった。
【参考文献】
国学院大学 経済学部 2016年度「アンケート調査」(2017/3/14 公表)『コンビニ、学食、読書時間とプロ野球についての調査』http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/2016/index.html
アンケート調査の結果に基づく文章と表は、その表現が定型化される。したがって、単純集計や基礎クロス集計についての文章や表は、「アンケート調査」報告書で公表した文章や表をコピー&ペーストすると正確かつ高速に文章と表を作成することができる。
付録:色見本
navy | #000080 |
紺色 | #223a70 |
藍色 | #165e83 |
瑠璃色 | #1e50a2 |
deepskyblue | #00bfff |
|
darkgreen | #006400 |
green | #008000 |
萌葱色 | #006e54 |
翡翠色 | #38b48b |
greenyellow | #adff2f |
|
maroon | #800000 |
小豆色 | #96514d |
茜色 | #b7282e |
緋色 | #d3381c |
紅 | #d7003a |
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