【アンケート調査Ⅱの目次へ】|【小木曽 道夫の目次へ】


国学院大学経済学部 2024年度「アンケート調査Ⅱ」(月2限前期)・ 「アンケート調査Ⅰ」(月5限前期)
課題計画・兼・指示書

2024年3月20日公表→4月11日更新4月15日更新4月22日更新4月24日更新4月29日更新

表1 課題の目次
月2限前期「アンケート調査Ⅱ」 月5限前期「アンケート調査Ⅰ」
課題1.情報保護誓約書の提出
課題2.調査項目案
課題3.設問案
課題4.設問の作成
課題5.プリテストへの回答
課題6.変数ラベルと変数値ラベル
実査:「アンケート調査Ⅱ」で実施するアンケート調査への回答
課題7.集計
課題8.自分が分担した設問のクロス集計とχ二乗値検定
課題9.分析
課題10.レポート
詳細分析

「アンケート調査Ⅱ」(月2限前期)、「アンケート調査Ⅰ」(月5限前期) の関連

 「アンケート調査Ⅱ」(2020年からの入学者を対象)は、アンケート調査を実施して調査報告書を公表する調査科目であり、「アンケート調査Ⅰ」は調査科目を履修するために必要な知識を習得するための講義科目である。2024(今)年度は、「アンケート調査Ⅱ」で実施するアンケート調査の対象者を「アンケート調査Ⅰ」の受講者とする予定である。「アンケート調査Ⅱ」で実施するアンケート調査は、課題4.で調査票が完成してからでないと開始できないため、「アンケート調査Ⅱ」の実査=「アンケート調査Ⅰ」の課題:「アンケート調査Ⅱ」で実施するアンケート調査への回答は5月下旬になる。

【「アンケート調査Ⅱ」成績評価の方法・基準】

評価方法 割合 評価基準
レポート61%うち中間レポートに相当する課題4が20%、期末レポートに相当する課題10が41%
平常点 39% 授業参加に関する課題1,2,3,4,5,7,8,9の合計


【2023年度「アンケート調査Ⅱ」の登録者と履修者】:2023年度「アンケート調査Ⅱ」の登録者は33人、合格者は18人、不合格者は0人、履修放棄者は15人であった。(2009~2019年度入学者を対象としたカリキュラムでは、講義科目の「アンケート調査入門」が調査科目の「アンケート調査」の前提科目となっていたために、「アンケート調査」の受講者はアンケート調査の基礎知識を習得済みであったために、合格率はほぼ100%であった。)
 2020年度以降の入学者を対象としたカリキュラムでは、講義科目の「アンケート調査Ⅰ」が調査科目の「アンケート調査Ⅱ」の前提科目となっていないために、「アンケート調査Ⅰ」を履修していない=アンケート調査の基礎知識を習得済みでない学生が「アンケート調査Ⅱ」を履修登録することができるという系統履修の不備がある。2023年度「アンケート調査 Ⅱ」登録者の33人のうち、2022年度までに「アンケート調査Ⅰ」を既修=合格した学生が15人(45.5%)と半数以下で、未修=まだ履修していない学生が18人(54.5%)と過半数を超えるという系統履修が機能していない事態となった(表2)。その結果、2023年度「アンケート調査Ⅱ」では、「アンケート調査Ⅰ」既修者15人のうち11人(73.3%)が合格したが、「アンケート調査Ⅰ」既修者18人のうち、合格したのは7人(38.9%)、調査票完成後、おそらくは調査報告書を執筆できずに履修放棄したのが1人(5.6%)、調査票完成以前に履修放棄したのが10人(55.6%)となった。したがって、調査票を作成したが調査報告書を執筆できずに履修放棄した学生が2人おり、これらの調査報告書は個人の著作権者がいない変則的な公表となる。

表2 アンケート調査Ⅰの既修とアンケート調査Ⅱの合否
合計2022年度「アンケート調査Ⅰ」の既修
既修未修
合計度数331518
行%100.0%45.5%54.5%
2023年度「アンケート調査Ⅱ」の合否合格度数18117
列%54.5%73.3%38.9%
調査票完成後に履修放棄度数211
列%6.1%6.7%5.6%
調査票完成以前に履修放棄度数13310
列%39.4%20.0%55.6%

【「アンケート調査Ⅱ」の全般的な注意事項】

【コンピュータ教室利用に関する注意事項】

「アンケート調査Ⅱ」の課題

開講教室と受講者:科目担当者は事前にSPSSがインストールされている定員32名のC(コンピュータ教室)5を指定した。

出席:出席回数の配点は無い。

課題1.情報保護誓約書の提出

課題2.調査項目案~この課題に基づいてグループ分けを行なう。課題2.で不合格になれば課題3.以降には進めない。課題2.を期限までに提出しない場合は履修放棄と成績評価する。

アンケート調査作業用(雛型).xlsxは、課題3,4,6の提出用書式であり、課題10での文章作成に使用するファイルの雛型である。課題3,4で使用するシート[3&4設問]は表3の書式となっている。

表3 アンケート調査作業用(雛型).xlsxのシート[3&4設問]
ABCDEFGHIJK・・・
1設問番号グループ変数ラベルコメント変数ラベル案担当者質問文質問文案必須方式回答選択肢1・・・
2課題3入力欄教員入力欄課題3入力欄課題4入力欄教員入力欄課題4入力欄

課題3.設問案~質問する設問とその設問の担当者を決定する。この課題からグループごとの共同作業が始まる。ただし、グループの最低人数は1人とする。課題3.で不合格になれば課題4.以降には進めない。課題3.を期限までに提出しない場合は履修放棄と成績評価する。
 「アンケート調査Ⅱ」の調査対象は「アンケート調査Ⅰ」の受講者以外の代表性を持たないため、変数間関係の分析を意図した設問案を考えること!!

課題4.設問の作成:アンケート調査作業用(グループ名または個人名)n.xlsxのシート[3&4設問]のG列の質問文、K列以降の回答選択肢を完成させる。
~受講者全員で1つの調査票を作成する。グループごとに分担した設問を作成する。
 課題4.は受講者が設問案を提出→教員が添削・プリテストの実施→受講者が設問案を改善して再提出、という作業を繰り返して、調査票を作成していく。したがって、課題4.が完成したら提出するのではなく、作成・改善した設問があればそのつど提出すること。

  • 課題4.の締め切り:5月25日(土)23:59の予定。各週の課題の締切は土曜日の23:59とする。そして、授業開始後に課題の提出を再開する。


     課題4.の未完成版で何らかの不備があったとしても、訂正した版で改善されていれば減点対象とならない。
    ※『アンケート調査Ⅰ2021~2023.pdf』p.25の「4-8 K-SMAPYⅡのアンケート機能を用いた調査票の作成」を参照
  • 濾過型設問を使用することはできない。
  • 自由回答は禁止する。
  • 課題4.の書式:
  • シート[4選択肢]について:シート[4選択肢]は、シート[3&4設問]のH列[回答選択肢]を補助するものである。
  • コメントと改訂方法
  • 課題4.の詳細

    表3 表記の統一
    原則として、副詞はかな表記とする。
    原則として、数字とアルファベットは半角とする。
    単一回答には、「1つだけ選んでください」と書く。
    複数回答には、「つぎのなかからすべて選んでください」と書く。
    統一前統一後
    つぎ
    中からなかから

    課題5.プリテストへの回答:課題5.プリテストへの回答の詳細は、K-SMAPYⅡで指示する。

    課題6.変数ラベル変数値ラベル(SPSSシンタックスの作成):単一回答はvariable labels(変数ラベル)とvalue labels(変数値ラベル)、多重回答はvariable labels(変数ラベル)のみを作成する。
    ※SPSSの使い方の変数ラベルと変数値ラベルおよび『アンケート調査Ⅰ2020or2021or2022.pdf』p.38の「6-5 変数ラベルと変数値ラベル」参照

  • 課題6.の書式:[]で囲まれていない文字列はSPSSのコマンド、キーワード、変数名などを示し、[]内は概念を示すため[]は入力してはならない。
  • 単一回答
  • 多重回答

    背景色が黄色の課題は暫定的に2023年度の課題を再録しているが、2024年度も2023年度と同一の課題を課する予定である。

    「アンケート調査Ⅰ」月5限 の課題

    実査:「アンケート調査Ⅱ&アンケート調査」で実施するアンケート調査への回答

    1. 回答期間:調査実施期間の詳細はK-SMAPYⅡのアンケート機能で指示するが、2024年5月27日(月)17:40~ 6月2日(日)23:59の予定である。
    2. K-SMAPYⅡ(を開く)では、K-SMAPYⅡのクラスプロファイルを選択し、つぎに開講曜日を選択し、そして「アンケート調査Ⅰ」を選択し、[アンケート]リボンをクリックする。すると、回答可能なアンケートの一覧が表示されるので、回答するアンケートの[タイトル]をクリックする。すると、アンケート回答フォームを開かれるので、回答する。回答が終了したら、アンケート回答フォーム末尾右の[回答]ボタンをクリックする。

    • 課題4および課題6の確定版は、K-SMAPYⅡの「設問2024.xlsx 」にある。
    • テキスト:SPSSの使い方(を開く)
    • 拡張子が「.sav」のSPSS書式のデータ・ファイルは、K-SMAPYⅡの[授業資料]にアップロードしてあるファイルをクリックして、[ファイルを開く]ボタンをクリックしてもSPSSを起動できないことが多いため、[保存]をクリックして開かれるドロップダウンリストから[名前を付けて保存]を選択して、当該ファイルを保存してからSPSSを起動して開くこと。
    • 6月以降の教材:K-SMAPYⅡの[授業資料]から
      • 全員がアンケート調査2024.sav(SPSS書式素データ), アンケート調査2024.sps(SPSSコマンド・シンタックス), qa2024.html(調査票と単純集計), sex.html(性別クロス集計表)、index.html(フレーム定義), contents.html(目次案), example.html(凡例)、report.html(報告書雛形)をダウンロードする。
    • 課題7~課題10は、SPSSを起動(を開く)し、アンケート調査2024.savを開く。
    • ※「アンケート調査Ⅰ」6-4-2 K-SMAPYⅡのアンケート機能を利用した選択式設問~6-4-4 K-SMAPYⅡのアンケート機能を利用した場合の単一回答の新変数への統合とアフター・コーディング各変数リスト で指摘したように、K-SMAPYⅡのアンケート機能は、選択式設問ならば、単一回答の場合でも、多重回答の場合でも、多重回答の複数二値方式の2値データ方式に準じるデータ・フォーマットを採用している。K-SMAPYⅡでは、単一回答の場合でも、多重回答の場合でも、各設問の先頭列に設問番号と質問文、その後に回答選択肢のカテゴリー数の列が出力され、当該の回答選択肢を選択していれば「1」、選択していなければ「0」が出力される。SPSSの変数リストq+(半角)設問番号設問番号 という変数名の変数である。

    課題7.集計: 単純集計(FREQUENCIES)(を開く)を用いて、自分または自分たちが担当する設問をすくなくとも1変数選択して度数分布表を出力し、その出力を[エクスポート(を開く)する。

    • 多重回答設問を用いたグループは、自分または自分たちが担当する多重回答設問をすくなくとも1変数選択して多重回答 (MULT RESPONSE)(を開く)の度数分布表も出力し、エクスポートする。
    • 提出先:K-SMAPYⅡの課題の[課題7]
    • 書式:[出力のエクスポート]ダイアログ・ボックスの[型]で「WordRTF(*.doc)」を選択して、WORD文書を添付する。ファイル名は「OUTPUT」のままでも構わない。
    • 締切:6月17日(土)23:59
    • 課題7.は各人が提出する。

    課題8.自分が分担した設問のクロス集計とχ二乗値検定

  • クロス集計(CROSSTABS)(を開く)で、[列]に性別、[行]に自分または自分たちが分担するすべての設問の変数を選択し、
  • [セル]のパーセンテージは「列」をチェックし、
  • [統計量]で「カイ2乗」をチェックし、
  • (表が少ない場合は)当該のクロス表とχ二乗値検定を選択し、
  • [エクスポート(を開く)するオブジェクト]は、[選択のみ]を推奨するが、表が多い場合には[すべて]とする。
    • 提出先:K-SMAPYⅡの課題の[課題8]
    • 締切:6月17日(土)23:59
    • 課題8.は各人が提出する。
    • 書式:[出力のエクスポート]ダイアログ・ボックスの[型]で「Excel2007以上」または「Excel97-2004」を選択して、Excel書式を添付する。K-SMAPYⅡに提出する場合には、ファイル名は「OUTPUT」のままでも構わない。

    課題10.レポート~調査報告書の原稿となるレポートの執筆:

    • 締切:7月24日(月)12:00
    • 執筆分担は(原則として)自分または自分たちが担当した設問についての集計・分析を担当する。
    • グループの場合は、ひとりひとりが別ファイルを提出する単独執筆でも、ひとつのファイルを複数名の連名で執筆する共同執筆でも可。
    • 章構成・執筆分担(案)はK-SMAPYⅡの[授業資料]に contents.html というファイル名でアップロードする。
    • 提出先:K-SMAPYⅡの課題の[レポート]
    • 執筆要綱(総論版)
      1. Web版の報告書は、左側に本文、右側に図表・調査票を表示するフレーム構造をとるため、本文と図表とは別ファイルで提出する。ただし、単純集計と性別クロス集計など基礎クロス集計表は作表する必要がない。
      2. 報告書の章構成は、設問番号順に、各グループをひとつの章とする。
      3. 原則として、報告書の節構成は各設問とする。例:1-1.一番利用頻度の高いコンビニチェーン(設問1) 
      4. 原則として、各節の構成は、質問文、単純集計、性別クロス集計、の順とする。
      5. 【質問文】どのような質問をしたのかを明確にするために、本文に質問文を掲載する。
      6. 【単純集計】どのような回答選択肢を設け、かつ、どのような回答があったのかを明確にするために、回答選択肢とその度数分布を本文に掲載する。単純集計の記述は、選択肢の順番=変数値順に記述するか、または、必要に応じて、「回答が多かった順に」などと明記したうえで、回答が多い順=(回答の)頻度順に並べ替えて記述する。
      7. 質問文および回答選択肢は「」でくくる。例:「1_ココストア」が0.0%
      8. 回答選択肢には、回答選択肢の番号をつける。例:「1_ココストア」
      9. 【クロス集計】は、原則として、性別クロス集計については全設問について記述し、それ以外のクロス集計については特筆すべき表を選んで記述する。
        1. カイ2乗検定(χ2値検定)の結果についても言及すること。カイ2乗検定はつぎのセルを見て判断する。
          1. 単一回答設問は課題8の「カイ2乗検定」の「Pearson のカイ 2 乗」行の「漸近有意確率 (両側)」、または、sex.htmlの「Pearson のカイ2乗検定」の「有意確率」を見て判断する。
          2. 多重回答設問は、個々の回答選択肢を変数として扱う場合のカイ2乗検定は課題8の「カイ2乗検定」の「Fisherの直接法」行の「正確な有意確率 (両側)」を、回答選択肢をまとめたnカテゴリーでのカイ2乗検定はsex.htmlの「Pearson のカイ2乗検定」の「有意確率」を見て判断する。
        2. 性別クロス集計は、
          1. 5%水準で有意差が認められない場合には、「カイ2乗検定の結果、5%水準で有意差が認められず、性別で差がなかった。」といった記述でも構わない。
          2. 5%水準で有意差が認められた場合には、性別で特徴がある結果について記述する。
          3. 単純集計と同様に、性別の(回答の)頻度順に記述しても構わない。
        3. 課外活動や居住形態など性別以外の基礎クロス集計については特筆すべき表を選んで記述する。
      10. 本文の添付ファイル名は、
        1. 単独執筆の場合はアルファベット小文字の姓とする(ex.:小木曽道夫ならばogiso.html)。ただし、同姓の人がいる場合にはアルファベット小文字の名とする(ex.:asumi.html,masami.html)
        2. 共同執筆の場合はグループ名、または、"q"+"設問番号"(+"連番")などとする。(ex.:設問8ならばq8.html)
      11. 提出するレポートの書式はなるべくHTML書式とするが、コンピュータ教室でInternet Explorerが使用できないならば、WORD書式で提出した場合の減点を少なくする。
    • 執筆要綱(HTML版):report.htmlを雛形として(EmEditorやメモ帳などの)テキスト・エディタを使用した場合の執筆方法
      ※インターネット上で公表する調査報告書は、index.htmlにより左側のフレームのtarget=をtext、右側のフレームのtarget=をtableとするフレーム構造とタイトルを定義する。
    • ※ブラウザごとの対応
      • Windows10 or 11で推奨されているMicrosoft Edge バージョン114.0.1823.43 (公式ビルド) (64 ビット)ならば、ツールバーの右端の[・・・]をクリックして[設定]を開き、 「既定のブラウザー」を選択し、「Internet Explorer モード (IE モード) でサイトの再読み込みを許可」で「許可」を選択する。Microsoft EdgeをInternet Explorerモードにすると、ブラウジング画面を右クリックして、「メモ帳」または「EmEditor」などのテキストエディタで編集・保存することができる。自分が執筆しているファイルをEmEditorやメモ帳などのテキストエディタで編集・保存する。
      • Microsoft Edgeを使用するならば、ブラウジング画面を右クリックして開かれるドロップダウン・リストから、(フレーム構造でない場合は[ページのソース表示])、フレーム構造をとる場合には[フレームソースの表示]を選択する。すると、HTMLのソース・ファイルが表示されるので、HTMLのソース・ファイルすべてを選択して、(EmEditorやメモ帳などの)テキスト・エディタに貼り付けて、編集・保存する。
      • Internet Explorerを使用するならば、Internet Explorerのメニューバーの[ツール]→[インターネットオプション]を開き、[プログラム]をクリックし、「HTMLの編集」の「HTMLエディター」で「メモ帳」または「EmEditor」などテキストエディタを指定する。
    • charsetについて
      • Microsoft Internet Explorerを使用する場合ではHTMLファイルの文字コードはShift_JISが安定していた。
      • Microsoft Edgeを使用するならば、Shift_JISでは字化けすることがあるため、UTF-8に転換することにした。
      • K-SMAPYⅡにアップロードされているUTF-8版のindex.html(フレーム定義), contents.html(目次案), example.html(凡例)、qa2024.html(調査票と単純集計), sex.html(性別クロス集計表)、report.html(報告書雛形)、および、contents.htmlに表示した各グループの報告書雛形となるHTMLファイルを同一のフォルダにダウンロードする。
      1. 【ダウンロード先】K-SMAPYⅡの[授業資料]にアップロードしたindex.html(フレーム定義)、report.html(報告書の雛型)、contents.html(目次)、qa2024.html(調査票と単純集計)、および、sex.html(性別クロス集計表)など基礎クロス集計表を、同一のフォルダにダウンロードすることによって、コピー&ペーストを活用して正確かつ楽に報告書を執筆することができる。
         K-SMAPYⅡの[授業資料]からダウンロードするためには、当該のファイルを左クリックし、開かれた[下向き矢印]ボタンをクリックすると、[保存]ボタンが開かれる。[保存]ボタン自体をクリックしると、ホームディレクトリィに当該のファイルが保存される。[保存]ボタンの右側の「^」ボタンをクリックし「名前を付けて保存」ボタンをクリックすると、任意のネットワーク・ドライブ・フォルダに保存することができる。
      2. 前述したファイルを同一のフォルダにダウンロードして、当該のフォルダを「コンピューター」(explorer.exe)で開き、index.htmlをダブルクリックすると、報告書のフレーム構造(本文が左側のフレーム(target="text")、基礎クロス集計表などの表が右側のフレーム(target="table"))で作業することができる。
      3. コンピュータ教室では、EmEditor(やメモ帳)を起動して、report.htmlを開いて、ファイルの種類は「すべてのファイル」か「HTML」を選択して、report.htmlというファイルを、単独執筆の場合は半角姓ローマ字のファイル名に変更して名前をつけて保存し、共同執筆の場合は半角アルファベットのファイル名に変更して名前をつけて保存し、課題レポートとなる報告書の原稿を執筆する。なお、contents.html(目次)の該当するリンク元ファイル名を名前をつけて保存したファイル名に変更すると、contents.html(目次)から名前をつけて保存したファイル名にリンクを張ることができる。
      4. 【アンカー name= の参照】report.html中の「?」は設問を示すため、自分が担当した設問の番号に置換すると、右側のフレーム(target="table")に単純集計やクロス集計表を表示することができるようになる。「@」は章(-節)の番号を示すため、そのままで構わない。
      5. 【質問文】report.html中の「設問?は「」と質問した」の「」内に、qa2024.htmlから当該の質問文をコピーして、ペーストする。
      6. 【単純集計】report.html中の「【単純集計】の結果は、」のあとに単純集計結果について記述する。これはsex.htmlから、回答選択肢と度数分布をコピー&ペーストすると正確・高速に記述することができる。なお、K-SMAPYⅡの[授業資料]にアップロードした「アンケート調査作業用(グループ名または個人名).xlsx 」のシート[10変数値順]または[10頻度順]を利用すると、楽に単純集計結果について作文することができる。
        1. アンケート調査作業用(グループ名または個人名).xlsx のシート[10変数値順]・[10頻度順]のA列はともに単純集計結果の文章を作文する文字列式であり、背景色を黄色にしてある。
        2. 執筆する本文を左側のフレーム(target="text")、sex.htmlなどの基礎クロス集計表を右側のフレーム(target="table")にとるフレーム構造で、本文のソースを表示する。
        3. 単純集計結果について執筆する設問について、右側のフレームのsex.htmlの、%が表示されている行から、回答選択肢・全体・男性・女性の4列をコピーし、アンケート調査作業用(グループ名または個人名).xlsx のシート[10変数値順]・[10頻度順]の2行目以降のB~E列に貼り付ける。
        4. 変数値順に単純集計結果について執筆する場合は、シート[10変数値順]に貼り付けて、A列の当該行を選択してコピーし、本文のソースの当該箇所に貼り付ける。
        5. (回答の)頻度順に単純集計結果について執筆する場合は、シート[10頻度順]に貼り付けて、C列(全体)を降順(%が多い順)で並べ替え、F列に回答が多い順の順位をフィルインなどを使用して入力し、A列の当該行を選択してコピーし、本文のソースの当該箇所に貼り付ける。
        6. 必要な単純集計結果を貼り付けたら、適宜、文章を完成させる。
        7. なお、この方法では、小数点以下1桁が「0」だと表示されないので、*.0%の「0」を補足する。
      7. 【クロス集計】クロス集計結果についての記述は、性別クロス集計は全員必須で、その他の基礎クロス集計については、必要に応じて言及する。なお、クロス集計についてのレポートの執筆と、課題8.とはセットである。クロス集計結果についての記述も、sex.html(性別クロス集計表)などからコピー&ペーストすると正確・高速に記述することができる。
      8. 提出するレポートの本文には、図表を参照するリンクを張ることが望ましい。
      9. 【クロス集計表のアンカー name】基礎クロス集計表の各表には、設問1ならば「a name="#q1"」と、設問を示す「q」+「設問番号」を名前付けしている。詳細分析クロス集計表の各表には、設問16と設問15のクロス集計表ならば「a name="#q16q15"」と「q」+「表側変数設問番号」+「q」+「表頭変数設問番号」と名前付けしたものがある。

    課題9.分析: 記述統計(DISCRIMINANT)、平均値の差 (MEANS)、相関分析 (CORRELATIONS)、因子分析(FACTOR)、回帰分析(REGRESSION)の順で行う予定であるが、課題10.がひと段落してから、まず、相関分析 (CORRELATIONS)因子分析(FACTOR)を実施する。

    • 提出先:K-SMAPYⅡの課題の[課題9]
    • 書式:[出力のエクスポート]ダイアログ・ボックスの[型]で「Excel2007以上」または「Excel97-2004」を選択して、Excel書式を添付する。K-SMAPYⅡに提出する場合には、ファイル名は「OUTPUT」のままでも構わない。

    89点をとるためには必須ではない課題.詳細分析:詳細分析は課題10.に加点する形で評価する。(作図表を含む。なお、作図表の詳細については、小木曽道夫著(2012)『SPSSによるやさしいアンケート分析 第2版』オーム社、定価(本体2400円【税別】)参照)

  • 詳細分析の分析方針例
    1. 自分たちのグループで作成した設問どうしのクロス集計
    2. 多重回答設問などの相関分析や因子分析
  • 詳細分析の注意点
    1. 単純集計と基礎クロス集計表は、「和は利用していない」などの実質的な非該当を除去していないため、実質的な非該当選択肢を集計・分析から除去したい場合には、その変数値を欠損値宣言して集計・分析する詳細分析と作表が必要となる。
    2. 詳細分析で基礎クロス集計表以外のクロス集計を行い、エクセルで編集する場合には、【クロス集計表をエクセルで加工する方法】(を開く)を参照。
    3. (必須ではない課題.詳細分析の結果の)表の書式は、原則として冗長なSPANエレメントがないHTML書式とし、Excelブックなど冗長なSPANエレメントが付加されてしまうことが予測される書式で提出した場合には(少し)減点する。表の添付ファイル名は、アルファベット小文字の姓+連番とする(ex.:小木曽道夫の自分が分担した部分の3番目の表ファイルならばogiso3.html)。
    4. (必須ではない課題.詳細分析の結果の)グラフなどの図の書式は、原則として冗長なSPANエレメントがないHTML書式+gifまたはjpg書式とする。図の添付ファイル名は、アルファベット小文字の姓+連番とする(ex.:小木曽道夫の自分が分担した部分の4番目の図ファイルならばogiso4.htmlおよびogiso4.gif)。なお、グラフの作成方法については授業時に指示する。

    ※授業終了より前に課題10.レポートまで、グループ単位で終了した場合には、出席免除とする。


  • ※「アンケート調査Ⅱ」のために収集したデータの学術目的使用について

     情報保護誓約書「第1条「アンケート調査Ⅱ」または「アンケート調査実習A・B」のために収集した調査データを、「演習Ⅰ」「演習Ⅱ」「演習Ⅲ」「演習Ⅳ」などの他の科目を含むところの学術目的以外には使用いたしません。かつ、「アンケート調査Ⅱ」の調査報告書以外で当該の調査データを使用する場合には、その出典を明記致します」に同意した「アンケート調査Ⅱ」受講者は、例えば「演習ⅢB」卒業論文で「アンケート調査Ⅱ」のために収集したデータを使用する場合には、2015年度の場合では、つぎのように明記する必要がある。

    第?章第?節第?項 データの収集
     「通学、食生活、野球、テニス、通信端末と読書についての調査」(以下、「本調査」と称す)は、国学院大学経済学部の2015年度 月曜日3時限開講の「アンケート調査」のために実施した。本調査の対象は、2015年度後期 月曜日5時限開講の「アンケート調査入門」の受講者205人である。K-SMAPY(Kokugakuin university Supporting system for Making Academic Plans and Yearly schedule)のアンケート機能を利用した「インターネット集合調査」により、2015年9月24日 11:30~2014年9月30日 23:59の期間で登録者205人を対象とした調査を実施し、188人から有効回答を得て、有効回答率は91.7%であった。

    【参考文献】
    国学院大学 経済学部 2015年度「アンケート調査」(2017/3/20 公表)『通学、食生活、野球、テニス、通信端末と読書についての調査』http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/2015/index.html

    2016年度の場合では、つぎのように明記する必要がある。

    第?章第?節第?項 データの収集
     「コンビニ、学食、読書時間とプロ野球についての調査」(以下、「本調査」と称す)は、国学院大学経済学部の2016年度 月曜日5時限開講の「アンケート調査」のために実施した。本調査の対象は、2016年度後期 月曜日4時限開講の「アンケート調査入門」の受講者434人である。K-SMAPY(Kokugakuin university Supporting system for Making Academic Plans and Yearly schedule)のアンケート機能を利用した「インターネット集合調査」により、2016年10月2日 12:50~2016年10月9日 23:59の期間で登録者434人を対象とした調査を実施し、329人から有効回答を得て、有効回答率は75.8%であった。

    【参考文献】
    国学院大学 経済学部 2016年度「アンケート調査」(2017/3/14 公表)『コンビニ、学食、読書時間とプロ野球についての調査』http://www2.kokugakuin.ac.jp/~ogiso/enquete/2016/index.html

     アンケート調査の結果に基づく文章と表は、その表現が定型化される。したがって、単純集計や基礎クロス集計についての文章や表は、「アンケート調査」報告書で公表した文章や表をコピー&ペーストすると正確かつ高速に文章と表を作成することができる。


    付録:色見本
    navy#000080
    紺色#223a70
    藍色#165e83
    瑠璃色#1e50a2
    deepskyblue#00bfff
    darkgreen#006400
    green#008000
    萌葱色#006e54
    翡翠色#38b48b
    greenyellow#adff2f
    maroon#800000
    #d7003a
    緋色#d3381c
    茜色#b7282e
    gold##fd700
    #

  • Copyright 2024 Ogiso Michio

    【先頭行へ】